ワイテる彼ら。Ⅱ【WT】 (ページ48)

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『みんなと一緒に居たい』

そう言ってワイテルズの方を見るとみんなニコニコ微笑んでくれていた。良かった⋯。少なくとも間違ってはいなかったらしい。

na「じゃあA。ルール聞いて欲しいんだけどいい？」

『ルール⋯⋯何の？』

na「Aと俺らの。守るって言ってもルール決めとかないとどこまで干渉していいか分かんないっしょ？」

『確かに⋯？何でもいいけど、』

私がそう言うと、なかむくんの目がどんどんキラキラしてきている気がする。そんなに良いこと言ったかな⋯？まあ喜んでくれてるんだったらいっか。

na「まず1つ目、絶対俺らの誰かと居ること」

『うん、大丈夫』

na「2つ目、俺ら以外と喋らないこと」

『喋らない⋯⋯か。クラスの人とかも？』

na「当たり前じゃん」

クラスの人もか⋯それはちょっとしんどいような気もする。でも少し話すぐらいだったら許してくれると思うし、別に大丈夫か。

na「あとは⋯、もし誰かに放課後呼ばれたりしたら絶対教えて」

『それだけでいいの？』

na「それだけ。その代わり絶対守ってよ」

『分かった！』

もっと重々しい約束なのかと思っていたけれど案外大丈夫っぽいか⋯。これだけを守るだけでワイテルズのみんなが居てくれるなんて、、私に得しかないじゃん。

いつから私はこんなにワイテルズのみんなが居ないと嫌だ、と思うようになったんだろう。

ワイテルズのみんなが昼休みにあの子いじめてた時？それとも上靴が捨てられててきんときくんが声をかけてくれた時？

もしかしたら、同じクラスになった時から心のどこかでそう思ってたのかもしれない。

kr「これからもずーっとよろしくね、A」

『え、うん⋯もちろんだよ、？』

kn「んふ、何も知らなくていいんだよAは」

後ろからワイテルズのみんなが笑っている声が聞こえたから、キョロキョロと周りを見てしまう。するときんときくんと目が合って、そう言われる。

知らないってなんだろう⋯。ワイテルズの秘密、とか⋯？ちょっと楽しみかも、。