ワイテる彼ら。Ⅱ【WT】 (ページ46)

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na「おー来た来た」

kr「抜け駆けかよ、なかむ」

sm「授業中連絡してくんなよ」

na「授業中でも抜け出してきたのはそっちじゃん。俺悪くなくない？」

教室のドアからワイテルズの5人が入ってくる。今は授業中のはず⋯と思ったけれど、きっとそういった概念がないんだろう。

さっきの足音はワイテルズのみんながこの教室まで走ってきている時の音だったんだ⋯。

sk「A⋯A、Aッ」

『しゃけ⋯⋯』

sk「傷付けられてない？、、めっちゃ心配したわ」

『ごめん⋯⋯しゃけこそ大丈夫？』

真っ先にしゃけが私のところまで来てくれて、両手を握ってくれる。そしてそのまま力が抜けたようにしゃけが膝から座ったから、私もそれに合わして座った。

ぎゅーっときつく手を握られているから痛いような気もするけれど、その分しゃけからの愛が伝わってくる気がして、不思議と幸せな気分になる。

sk「俺は大丈夫だから」

『本当に⋯？ ⋯⋯よかったぁ、』

sk「Aこそ、俺らが守るから」

さっきまであんなに申し訳ないと思っていて、もうしゃけと普通に話せないんじゃないかと思っていたのに⋯。案外いつも通り話せた。良かった⋯。

kn「そろそろいい？お二人さん」

br「てか、Aとシャークんっていつも思うんだけど距離近いよね」

sm「幼馴染だからだろ」

br「え！？何それ、僕聞いてないんだけど！え？」

私、しゃけと幼馴染の事きりやんくん以外に言ったっけ、？でも、、そんなことどうでもいいか。今はみんなとの時間を大切にしたいし。

sk「あー、あん時ぶるーく居なかったっけ？まあ、言った通りなんだけど」

br「マジか⋯、えーいいなぁ⋯」

sk「だから1番最初にAを見つけたの俺だから」

br「あーもー、、ウザ⋯」

どうしたらいいんだろ、、ワイテルズだけの空気になってしまってちょっと気まずい⋯。でも声を聞いてるだけでふわふわしてきて幸せな気分になってくる。

私、ワイテルズのみんなが居ないとダメかも⋯⋯。