ワイテる彼ら。Ⅱ【WT】 (ページ41)

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na「大丈夫、大丈夫だから。A、俺に教えてくれない？俺Aをこんな風にしたやつが許せないからさ」

なかむくんにそう言われ、正面からぎゅっと抱きしめられる。なかむくんの温かさが安心に変わって、安心に包まれた気がする。

なかむくんになら話してもいいのかな、。1番安心して話をできるのはしゃけか、、もしくはきんときくんなんだけどなかむくんにも話してみてもいいのかもしれない。ずっとぽんぽんと背中を叩いてくれて落ち着くし⋯。

『⋯⋯⋯話してもいい、？』

na「もちろん。ここじゃあれだし、あっち行こっか」

なかむくんに手を引かれて立ち上がる。1回教室に戻って荷物を置いていきたかったような気もするけれど、そのまま教室とは反対側の特別教室がある所に行く。
まだそこまで人が来てないから手を繋いで歩いていても気になることがない。

na「で、何があったの？」

『あのね⋯⋯⋯⋯⋯⋯』

ゆっくりこれまでのことを話していく。なかむくんは相槌を打ってくれたり、表情がたくさん変わって話しやすかった、、気がする。
ちゃんと話を聞いてくれるし、時折なかむくんの意見も言ってくれた。

na「とりあえずあいつは⋯⋯⋯いや今はこの話はいっか」

na「大丈夫、じゃなかったよね。ごめんね助けてあげれなくって」

『なかむくんが謝ることじゃないよ⋯、！』

na「これからさ週に一回俺とここで話そ」

情報共有とか、吐き出し口とかAにとっても大切でしょ？となかむくんが付け足す。確かに、、最近しゃけともあまり話せてないし、なかむくんに聞いてもらうのもいいかもしれない。なかむくんの時間を奪ってしまうから申し訳ないような気がするけれど⋯。

na「あと、あいつら⋯ってかワイテルズのメンバーってさ案外良い奴ばっかだから仲良くしてくれるとこっちとしても嬉しいんだけど」

『⋯⋯わかった。なるべく話せるようにするね』

na「、本音を言えば俺だけど話してくれてたらいいんだけどね⋯⋯」

『ん、？どういうこと？』

なかむくんにそう聞いても、気にしないで、と流されてしまった。まあ、あんまり深く探りすぎても良くないだろうしやめておこう。