ワイテる彼ら。Ⅱ【WT】 (ページ35)

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昨日の放課後についで今日も、あの子たちに呼び出されて、仕方なく指定された場所に向かった。

「そうでもしないとワイテルズ様のみんなに⋯⋯⋯」

その言葉がずっと頭を離れてくれない。きっとないんだろうけれど、もししゃけに、ワイテルズのみんなにまで危害が加わってしまったら合わす顔がない。

色々なこと、を受けてやっと開放される。時計を見ると予鈴が鳴る数分前だった。とりあえず私は教室に向かう。

kr「A髪切ったの？」

br「え、ほんとじゃん！」

『えっと、、うん⋯』

教室に入るときりやんくんときんときくんとぶるーくくんが居た。やっぱり髪のことには気付いたみたいで声をかけてくれる。

kn「こんなこと言うのもあれだけどさ、なんかガタガタしてる気がするんだけど、俺だけ？」

きんときくんの観察力に驚かされる。本当にその通りだ。今日の朝、またあの子たちに連れていかれ、何回か叩かれたりしてから手を固定されてハサミで髪をばっさりと切られた。
もちろん、美容院で切ってもらったわけじゃないので、ガタガタしてる。何よりも10cmほど切られたので一目で切ったことを分かってしまう。

『きんときくん、、ちょっといい⋯？』

kn「あー、うん、どうしたの」

『こっちで、』

まだあの子たちは教室に居ないので、教室の端っこで今いる人の中では1番頼れそうなきんときくんに色々と相談させてもらう。いつでも話聞くって言ってくれたし、。

『これさ、、あの子たちに切られたんだよね⋯⋯』

kn「⋯は？あいつら⋯⋯！」

『あと、きんときくんって裏掲示板って知ってる？』

kn「知ってるけど、」

『そこでさ⋯⋯ずっと悪口書かれてて、、もうやだ⋯』

ついつい思っていることを吐いてしまう。きんときくんだったら助けてくれるかもしれないって、。やっぱり辛くって涙声になってしまう。そしたらきんときくんがゆっくり背中をさすってくれた。

kn「ね、これ何？」

『あ、、っと⋯』

kn「昨日あいつらにつけられたの？」

きんときくんが私の手を取ってくれた拍子に長袖で隠していた赤い痕が見えてしまったみたいだ。するときんときくんは鬼の形相をして、

kn「大丈夫、俺らが助けてあげるから」

と言ってくれた。心做しかいつもより優しい声色だった気がする。