ワイテる彼ら。Ⅱ【WT】 (ページ27)

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al「あ、Aさんこれも渡しとくから」

『えと、、ありがとう、！』

次の授業の前にも有栖さんがまたプリントを貸してくれた。もうすぐテストだしこういう休んだ分のプリントやノートは早く写さしてもらっておきたい、と思っていたから本当に有難い。

na「A？それ誰から借りたの？」

『有栖さんって子、ぶるーくくんの前の席の⋯』

na「誰それ、」

教室に戻ってきたであろうなかむくんからそう声をかけられた。なかむくんは有栖さんのことを知らないらしい⋯。私だって話したことはなかったけど、流石に名前ぐらいは知っている。

『さ、流石に名前ぐらいは、、』

na「別に良くね？A以外興味無いし」

『っ、あはは⋯⋯』

苦笑いするしかなかった。なかむくんらしいちゃなかむくんらしいけど⋯。

na side

kn「どうだった？」

na「いやー、やべぇかも。また厄介なやつ増えたわ」

kr「またかよ。で、どんなやつ？」

na「俺らには興味無い系？金じゃ無理かも」

教室から出た先、廊下で待っているあいつらに会う。
それにしても⋯⋯また厄介なやつが増えた。あーあ、金で釣れたら楽ちんなのに。

br「ねー、僕疲れるんだけど！Aを退学にさせて僕らで囲んだら良くない？」

na「退学はまずいだろ。それに夢宮の時よりかはマシじゃね？あいつそこまでAに思い入れなさそうだしさ、」

br「まぁ⋯⋯そうか⋯」

文句をいうぶるーくを上手いこと宥める。退学、ねぇ。最終手段ではあるけど、まあ⋯まだだよな。
流石に俺らも学校辞める訳にはいかないし、かといってAをこの状況に置いたまんまもよくない。

kr「んでさー次スマイルになったんだよね？どういう場面設定なん？」

sm「それがさー、考えてないんだよね」

kt「昨日散々文句言ってたのに考えてないんかよ笑」

sm「なかむ何か案ねえの？」

na「俺、！？俺かぁ⋯」

うーん、と頭を回転させるもなかなか思いつかない。元々あったやつがダメになったし、結局いつかは4人分考え直す必要があるじゃん。

めんどいな、。大体シャケときんときが⋯。いや、結果的にはいい方向に動いたし、。

新しく考えるか。俺たちの物語(シナリオ)を。