ワイテる彼ら。Ⅱ【WT】 (ページ3)

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「夢宮空音(ﾕﾒﾐﾔｿﾌﾟﾗ)って言います。これからよろしくお願いします。」

「えー、夢宮は⋯⋯⋯きんときー！逆崎の席だったとこに移動してくれないか？」

kn「は？無理なんですけど？」

「そうか⋯なら、、」

『先生、。私となかむくんと席変わりましょうか？』

きっと先生は転校生の夢宮さん、がワイテルズに囲まれるのを危惧しているんだろう。それで、私の隣になるように先生はきんときに頼んだんだろうけど、断られてしまって困ってるはず、。

「おーそうかそうかじゃあ交代してくれ」

『ごめん、なかむくん！勝手に決めちゃって！』

na「まあ、いいよ。Aちゃんがそうしたいなら」

『ほんとごめん！また今度お詫びするから⋯』

そっか、と意味深な笑みを向けられてなかむくんと席を交代する。そして、隣には転校生の夢宮さん。いい匂いするとか、完璧すぎじゃん。

SHRが終わって、早速夢宮さんに声をかける。こんな完璧な美人さんに声をかけるのは少し躊躇うが、折角隣の席になったんだし、それに新しい環境の夢宮さんの方が緊張してるだろうから。

『あ、あの⋯AAって言います！AでもAちゃんでも好きなように呼んでください！』

ym「Aちゃんだね！私、夢宮空音って言います！空音ちゃんって呼んで欲しいな！」

『よろしくね。空音ちゃん！』

一限が移動教室なこともあって空音ちゃんと一緒に移動しようとする。もちろん空音ちゃんはOKしてくれた。

kr「Aちゃんー！一緒に行こ！」

『あ、えっと⋯空音ちゃんと行きたいから⋯その⋯』

kr「そっか⋯⋯」

『ごめん、きりやんくん⋯、』

きりやんくんは無言でなかむくんたちの所へ行ってしまった。断ったらきりやんくんの気分を害しちゃったかな⋯でも、空音ちゃんに案内しないといけないし⋯。

きりやんくんはワイテルズだけど、優しい人だから、と心の中で唱えて不安になる気持ちを押し込んだ。

『んで、ここがこれから使う化学室かな』

ym「あーもう、絶対忘れちゃう！ムズすぎ！」

『まあ、一日目だししょうがないんじゃない？』

結局、空音ちゃんにこの学校を案内しながら教室に移動することにした。やっぱりきりやんくんには申し訳ないけれど、。