ワイテる彼ら。Ⅱ【WT】 (ページ14)

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na「おまたせおまたせ〜。はい、これAのも」

『ごめん、、いや、ありがとうなかむくん！』

na「そうそう、それでいいから」

なかむくんが私の席の前に座る。これで7人中4人の半分が揃った。私の前にはペペロンチーノ、なかむくんの方にはカルボナーラが置かれた。

そういえば⋯どうやってこれを半分こにするんだろう。

na「おせーぞ、やんたち」

kr「いや、ぶるーくがなかなか決めなくて」

na「ま、食べようぜ。腹減ったし」

なんとなくだけれども、なかむくんの機嫌がいい気がする。よっぽどパスタが楽しみなのかな⋯。みんなでいただきますをして、各々の料理に手をつける。

『なかむくん、、私、どうしたら⋯？』

na「ん、ちょっと待って」

なかむくんはそう言って、フォークを手に取りカルボナーラをクルクルと巻き付ける。そしてそのフォークを私の口元に持ってくる。

na「はい、あーん」

『あ、あーん⋯？』

sm「なかむ！お前⋯」

なかむくんがあーんしてくれたので何も考えず、パクリと食べる。その瞬間、時間が止まったようにみんなの動きが止まる。

ダメだったかな⋯、。

na「俺は悪くなくない？下心なしでAに食べさせてあげただけだけど？」

kr「下心ありまくりだろ、ムカつく」

sk「A。ごめんだけど、食べるのカルボナーラだけにして」

『じゃダメなの？』

わざわざなかむくんの方に置いたカルボナーラと交換する必要なんてないはずなのに。余計に手間がかかるだけだと思う。

sk「なかむのフォーク、さっきAが口付けただろ？だったら間接キスになるじゃん」

『ん、確かに、。そっちだけにする』

よくよく考えてみるとしゃけの言う通りなので、なかむくんの前に置かれてるお皿と私の前にあるのを交換する。

ふとなかむくんを見ると、拗ねてしまっていて、パスタにすら手をつけられていなかった。

『ごめんね、なかむくん。あとでパフェ食べに行こ？』

na「ほんとに？」

『ほんとに！行かない？』

na「早く食べて行こーぜ！」

パフェの話を少ししただけで、すぐに元気になるなかむくん。こういう所は少し可愛いとおもってしまう。

なかむくんを待たせてしまったら悪いし、と私もパスタに手をつけた。