嘘でもあなたに恋したい (ページ3)

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～第1話ページ3

カミュ「～♪

初見でもわかるだろう。
私はは非常に機嫌がいい。

理由はいくつかある。

一つ目は、久しぶりにハンター試験が受けられるからである。
前に一度受けたのだが、色々事情があり棄権してしまった。

二つ目は、私に人の殺し方を教えてくれた一家の母の方からの連絡だ。
その内容はこうだった。

母「Aちゃん？Aちゃんよね？あぁやっと電話を取ってくれた！お母さん嬉しいわ！
あのね？連絡をとったのにはちゃんとした理由があるの。もちろんAちゃんともっと
お話しして着せ替えっこもしたいんだけれど…それは置いておいて本題に戻るわね。
あなた、ハンター試験を今年受けるんだって？実はね、うちの長男も受けるのよ～。
あの子のこと、覚えてるかしらね？
まぁ、サポートはいらないと思うけど…何かあったら手伝ってあげてね♡
それじゃぁまた連絡するわね！愛しのAちゃん♡」

勿論この人は私と血が繋がっているわけではない。正直言って気持ち悪い。
だが、母の独り言は水に流して見てみると、「ハンター試験に長男が出る」と言っている。
長男が受けるとなれば、俄然楽しみがさらに膨らんだ。

そして三つ目は、噂によれば、今回のハンター試験はかなり捻くれているらしい。
これは機嫌が上がっても仕方ない。

私は、腰の曲がっている案内人を横目で見ながら、焼肉定食が出てくるのを楽しみにしていた。