理想のトレーナー3 ページ33
作中、主人公が偏った考え方、意見を述べる描写があります。気を害する場合もございますのでご注意ください。
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遡る事数日前。
お店が休みの日で、珍しくAがソファでくつろいでいた時。
彼女の隣に座ったダルメシアがふと、Aに問いかけたのがはじまり。
｢…Aはなんでクルエラ様と仲良いんだ？｣
｢なんでって…。気が合うからとかじゃないの？｣
｢いや、正直あれだけ独創的で孤高なクルエラ様にそれを理解出来るご友人がいると思わなかったから…。その、気になって。｣
｢そうねぇ、まぁ彼女の価値観を理解できる点に関しては私の憧れとかもあるのかも。
ほら、貴方の大好きなクルエラは毛皮好きでしょう？
もちろん、ファッションでも毛皮は素敵な素材だわ。
…でも、その毛皮は生き物の命の上で成り立ってる。
なのにみぃんなそれを見て見ぬフリして動物愛護を掲げたままソレを平然と使う。
それって凄く冷たくて、怖い事じゃない？｣
｢……｣
｢だけど彼女はそれを受け止めて、理解して。それでもなお、欲する。子犬を見つけて素敵な毛皮だと言うのはぶっ飛んでるし中々クレイジーだけど、でも彼女は清々しいわ。
だから彼女が好きよ。｣
まぁ、そのせいでちょっと騒ぎになってたわね。と、Aは苦笑した。
マグカップのコーヒーを揺らしながら、また淡々と呟く。
｢きっとね、この世の中には必要悪が存在してると思うの。｣
｢ひつようあく？｣
今まで黙って聞いていたダルメシアは聞き慣れない言葉に思わず聞き返す。
｢そう、必要悪。この世の中、善意だけじゃ廻っていかないってことよ。
それを体現してるのが、私の中できっとクルエラなの。それに惹かれてるから彼女と気が合うんじゃないかしら？｣
｢Aは悪いことするやつが嫌いじゃないのか？｣
｢なによ、人間なんて生きてれば少なからず何かしら悪いことをしてるわ。
それに気付いてるかそうでないかくらいよ、違いなんて。｣
不安げに聞くダルメシアにAはふわり、と優しく微笑んだ。
｢やめましょ！なんか恥ずかしくなってきちゃった！
やだわ、私 支離滅裂な事言ってないかしら？｣
Aは恥ずかしそうに顔を扇いで立ち上がった。
｢……A｣
ダルメシアは思わず嬉しくなった。
自分をマスターを受け入れてくれる人がいるなんて。
悪の道を歩むそんな彼を導いてくれる彼女はきっと理想のトレーナーなのだ。
何でも言う事を聞いてくれるファージャサン《ファージャ》→←理想のトレーナー2
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れいれいだぅ〜 - フェロー様イケメンなの凄いわかります！フェロー様の出てくる話ももっと見たいです！更新頑張ってください！！ (2020年3月15日 3時) (
レス) id: ed2d22e147 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 白狼ラトさん» 初めまして！リクエストありがとうございます！返信が遅くなってしまい、大変申し訳ありません！それでもはＶ様との甘いストーリーの制作をさせて頂きます！ (2018年3月9日 19時) (レス) id: a1682b21b7 (このIDを非表示/違反報告)
白狼ラト(プロフ) - 初めまして！早速ですがリクエストでMrVで甘いお話をお願い致します!夢主はマスターヴィランズです！ (2018年2月19日 21時) (レス) id: cd54c7533b (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - みゆきさん» コメント、リクエストありがとうございます！私も手下ロスで小説を書いているので同じ方がいると嬉しいです笑 エイトフットの甘い小説ですね、時間が掛かってしまうかも知れませんが頑張りますね！ (2017年12月29日 14時) (レス) id: a1682b21b7 (このIDを非表示/違反報告)
みゆき(プロフ) - リクエストでエイトフットとグランちゃんの甘めストーリーをお願いします!ハロウィンが終わっても手下が頭からはなれません!なので手下の小説を読むとハロウィンをおもいだせて嬉しいです！これからも更新頑張ってください！ (2017年12月29日 10時) (レス) id: 27fb89c1db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翡翠 | 作成日時：2017年11月16日 20時
