タコした料理《エイトフットのジョー》 ページ19
｢エイトフット、お願いがあるの。｣
またロビーのソファに座り、ローテーブルに書類を広げるジョー。
そこにグランが声をかける。
｢またこのパターンか。オーシャンにもクリスタルブルーにも会わねえぞ？｣
｢誰にも会わなくていい。調達して欲しい食材があるの。｣
｢あ゛？なんの海の幸だ？｣
｢まぁ。凄い理解力。
そのね、用意して欲しいの、
タコ墨を……。｣
がしゃ
魚の骨の形をしたペンを床に落とす。
｢…………はぁ？｣
｢…タコ墨出して？｣
｢はぁ！？
おま、ちょ、熱でもあるのか！｣
思わず、グランの肩を掴み揺さぶる、明らかに動揺しているジョー。
｢平熱。…ダメなの？｣
｢いや、ダメって訳じゃねぇけど…だけどな、オレにも恥はあるからな！？
いや、まずどうしてそうなったんだよ！？｣
｢だって、ファージャが。｣
｢ファージャ？がなんだ？｣
｢女子会するってなって、ご飯作るのにイカ墨パスタとかやろうってなって、そしたらファージャが
『タコ墨ってな、イカ墨よりごっつ美味しいらしいんやって！どうせパスタにするんやったら手近にタコおるし、タコ墨にしたらええやん！』
……って。｣
｢ぶっ飛ばす！｣
｢エイトフット、落ち着いて。｣
今にもファージャの元へ向かい暴れそうなジョーを止めるグラン。
｢いい。嫌ならいい。海のタコください。｣
｢てめぇ、オレに仲間を売れと？
…ｯﾁ、いいぜ。オレんで良けりゃタコ墨ぐれえくれてやる。｣
｢…いいの？｣
｢あぁ、いいぜ。その代わり今から部分的に人化を解く。
後悔しないように。｣
そう言ってジョーはジャケットの下からタコの足を伸ばす。
その足の1本はグランに向かい、そのままグランの腰を捉える。
置かれてる状況が掴めないグランは青ざめる。
｢あの、エイトフット、これはどう言う。｣
ぎぃ、っと歪に笑うエイトフット。
｢まぁ、せっかく人化解いてやったんだ、どうせだし見てけや｣
｢だからどう言……キャーッ！！｣
タコの惨事に珍しくグランは悲鳴をあげた。
《おまけ》
｢キャーッ！！｣
｢お前、その悲鳴は誤解招くからやめてくれよ。｣
｢ぐろい！助けて！｣
｢だからやめ｣
｢ウチの可愛いグランに何するんや変態！！！！！｣
｢ぐっは！｣
ファージャの強烈なパンチが繰り広げられたと言う。
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れいれいだぅ〜 - フェロー様イケメンなの凄いわかります！フェロー様の出てくる話ももっと見たいです！更新頑張ってください！！ (2020年3月15日 3時) (
レス) id: ed2d22e147 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 白狼ラトさん» 初めまして！リクエストありがとうございます！返信が遅くなってしまい、大変申し訳ありません！それでもはＶ様との甘いストーリーの制作をさせて頂きます！ (2018年3月9日 19時) (レス) id: a1682b21b7 (このIDを非表示/違反報告)
白狼ラト(プロフ) - 初めまして！早速ですがリクエストでMrVで甘いお話をお願い致します!夢主はマスターヴィランズです！ (2018年2月19日 21時) (レス) id: cd54c7533b (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - みゆきさん» コメント、リクエストありがとうございます！私も手下ロスで小説を書いているので同じ方がいると嬉しいです笑 エイトフットの甘い小説ですね、時間が掛かってしまうかも知れませんが頑張りますね！ (2017年12月29日 14時) (レス) id: a1682b21b7 (このIDを非表示/違反報告)
みゆき(プロフ) - リクエストでエイトフットとグランちゃんの甘めストーリーをお願いします!ハロウィンが終わっても手下が頭からはなれません!なので手下の小説を読むとハロウィンをおもいだせて嬉しいです！これからも更新頑張ってください！ (2017年12月29日 10時) (レス) id: 27fb89c1db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翡翠 | 作成日時：2017年11月16日 20時
