19.潜入捜査 ページ23
「で、何だその髪は？」
月鬼ノ組合舎と書かれた建物の前で、グレンくんは僕の足元から頭までを目で見て言う。
まあ、当然だろう。
かなり派手だった髪の色が、いきなり地味な地味な黒色に変わったのだから。
ちなみに、如意練刀は紅玉に預かってもらっている。昨日の夜にダッシュで帰ったのだ。
その後は壁を飛び越えてビルの屋上で支度だ。
「染めていたので洗い流しました」
「染めてたのか……あれ」
疑わしそうに見ながらも何も聞かない辺り、グレンくんは優しい人だと思う。
「まあ……いいか。あと、お前の他にも3人転入生が入るから、仲良くしてやれよ」
「はい、分かりまし……」
え……？
今、この人は何と言った？
転入生が、3人？？
……そういえば、ジュダルくんたちがいたのは学校だったかなぁ。
だとすると、転入生は優一郎くんとジュダルくん、早乙女 与一くんで間違いないかな？
待ってーーー！！！！
確かに対面するのは覚悟してたけど、いくらなんでも早すぎだよ！！
しかも同時期って……。
これも＜摩訶不思議＞が招いたんじゃ……？
そんなに僕の日頃の行い、悪かったですか？？
心当たりがありすぎる……！！
「っち……おっせぇな。あいつら」
グレンくんは若干不機嫌そうに言う。
「しゃあねえ。お前だけ先に紹介しとくか。お前、名前は？」
今更ですか、グレンくん。
名前、どうしよう？
レンも使ったし……紅覇だとジュダルくんに即バレるだろうなぁ。それ以外に、僕が呼ばれて反応できる名前なんて……。
いや、ある。
ずっと昔に、僕が使っていた名前が。
「Aです。姓はありません」
「そうか。じゃあA。研修教室まで案内してやるから、ちゃんと付いて来いよ？」
「私はそこまで子供じゃありません」
僕はグレンくんに連れられて、研修教室に向かった。
「Aはここで待機だ」
グレンくんはそう言うと、教室の扉を勢いよく開けた。
「おまえら聞け。今日珍しく、担任である俺がここに出向いてやったのは、転入生がいるからだ！」
いや、担任の先生が滅多に来ない教室なんて聞いたことありません。
「おい、入っていいぞ」
グレンくんはそう言い、僕に手招きする。
僕は教室に入ると、生徒に向けて頭を下げる。
「今日から転入してきました、Aです。至らない点もあるかと思いますが、どうか宜しくお願いします」
「……クソ真面目だ」
グレンくん、何で引くの？？
「席は……適当に座れ」
ダメでしょ。
20. 君月 side.→←18.敵か味方か ジュダル side.
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雪薇(プロフ) - マギと終わりのセラフのコラボ、最高です！更新まってます。 (2020年8月30日 23時) (
レス) id: 479dd11547 (このIDを非表示/違反報告)
湖@清光可愛い鯰尾君可愛い亀ちゃん大好き！！！ - すっごい！凄い面白いです！マギ×終わりのセラフの小説でいっちばんこの小説が好きです！更新頑張って下さい！応援しております！紅玉ちゃんの御相手はジャ((何でも無いです。あはは！^ ^ (2018年2月13日 22時) (レス) id: 073b3b6cdc (このIDを非表示/違反報告)
燈(プロフ) - コメントありがとうございます！オチなんですが、まだ正確には決まって無いです(TT)決まりましたら、夢小説からご連絡？させていただきます！更新頑張ります（≧∇≦） (2018年1月23日 23時) (レス) id: 08806ff3c6 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - はじめまして！レイといいます！練紅覇大好きです！そして小説面白いです！そして如意練刀かっこいいです！アラジンはかっこいいとかわいいです！オチはアラジンですか？更新頑張ってください！ (2018年1月23日 21時) (レス) id: fec1ae58aa (このIDを非表示/違反報告)
燈(プロフ) - すみません！思いっきり間違ってました！コメントありがとうございます！☆*:.｡. o(≧▽≦)o .｡.:*☆ (2018年1月20日 21時) (レス) id: 08806ff3c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：燈 x他1人 | 作成日時：2017年12月10日 17時
