16.恥でもやるしかない ページ20
僕はグレンくんに腕を掴まれ、引きずられながらも壁の中に入ることができた。そして向かったのは、＜月鬼ノ組合舎＞と書かれた建物。
その中の、研修教室……。
ここは、原作で優一郎くんたちが吸血鬼殲滅部隊に入るために通った場所だ。
「ちょ……待ってください！」
何故口調を変えたかと言うと、もしここにジュダルくんたちがいれば即僕だとバレてしまう。
それは出来れば避けたい。
もちろん、口調を変えればバレないなどとは思っていない。
変装でもしなければ、すぐにバレる。
だが、僕はルパ○3世や怪盗キ○ドのなどのように、完璧な変装など出来ない。
それでも1つだけ、ジュダルくんたちにバレずに、一緒に過ごせる方法がある。
女性に変装する。
それだけでも意外とバレない。
性別は、時に大きな壁になる。女性と男性で部屋も違うため、接触する時間も少ない。
……何百年も前から、紅玉とお洒落の話で盛り上がっては女性の服を着たり、はたまた女性のフリをして宴会に行ったりしたものだ。
不思議と大勢の男性に声をかけられた。
さすが紅覇くん、モテるなぁ。
もちろん、女装をしているところなどジュダルくんたちに見せたことはない。
見られたくもない。
女性らしさは紅玉お墨付きなので自信はある。
「なんだよ……うっせぇな」
グレンくんはメンドくさそうに頭を掻きながらも、腕を離してくれた。
「ぼ……私、実は体調が良くないので、今日は帰らせていただきたいんですが……」
危なかった……うっかり僕と言ってしまうところだった。
かなり苦しい言い訳だが、これ以上に良い言い訳は、今の僕には思いつかない。
「……」
グレンくんは、観察するようにこちらを見る。
冷や汗が止まらないのは、きっと気のせいだ。
「なんだ……お前風邪ひいてんのか。なら帰って良いぞ。明日は絶対出席な」
そう言うと、グレンくんは僕を建物の外へ出してくれた。僕はグレンくんにお別れを言い、目の前に見える大きなビルの屋上を目指す。
まさか……あんな苦しい言い訳が通るとは思わなかった。
まあ、これで日本帝鬼軍にも侵入できたから、結果オーライということでいいかな？
屋上に着くと、そこは大都会が広がっていた。
4年前の世界滅亡など、無かったかのようだ。
僕は、遠くにある学校の屋上を見る。
そのには、黒髪の男の子に告白する女の子の姿があった。
いいなぁ……青春。
僕は青春もなく死んじゃったけど、キミたちは青春を謳歌するんだよー。
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雪薇(プロフ) - マギと終わりのセラフのコラボ、最高です！更新まってます。 (2020年8月30日 23時) (
レス) id: 479dd11547 (このIDを非表示/違反報告)
湖@清光可愛い鯰尾君可愛い亀ちゃん大好き！！！ - すっごい！凄い面白いです！マギ×終わりのセラフの小説でいっちばんこの小説が好きです！更新頑張って下さい！応援しております！紅玉ちゃんの御相手はジャ((何でも無いです。あはは！^ ^ (2018年2月13日 22時) (レス) id: 073b3b6cdc (このIDを非表示/違反報告)
燈(プロフ) - コメントありがとうございます！オチなんですが、まだ正確には決まって無いです(TT)決まりましたら、夢小説からご連絡？させていただきます！更新頑張ります（≧∇≦） (2018年1月23日 23時) (レス) id: 08806ff3c6 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - はじめまして！レイといいます！練紅覇大好きです！そして小説面白いです！そして如意練刀かっこいいです！アラジンはかっこいいとかわいいです！オチはアラジンですか？更新頑張ってください！ (2018年1月23日 21時) (レス) id: fec1ae58aa (このIDを非表示/違反報告)
燈(プロフ) - すみません！思いっきり間違ってました！コメントありがとうございます！☆*:.｡. o(≧▽≦)o .｡.:*☆ (2018年1月20日 21時) (レス) id: 08806ff3c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：燈 x他1人 | 作成日時：2017年12月10日 17時
