19 サンドイッチ(カイトside) ページ20
僕が2つ目のアイスを食べている間に、マスターは食べ終わったらしい。
「あ、お風呂沸かしておきましたから、どうぞ入ってください!」
バスタオルを手渡すと、なぜかマスターは不思議そうな顔をした。
「水、大丈夫なのか?」
そこの心配!?
そんなマスターを見ていると、もう少し意地悪や冗談を言ってみたくなる。
「そんな一昔前の機器じゃないんですから。ちゃんと防水されてますよ。だからマスターと一緒にお風呂に入っても」
ドスッ
「何言ってんだよ!」
案の定、みぞおちに一発喰らわされた。
「ちょ、ちょっと痛いです、マスター、冗談ですよ。」
少し不服そうな顔をするマスター。もうちょっとオーバーリアクションにすれば良かったかな?
そうだ、僕は機械だから大丈夫だけど、マスターはアイスだけではちゃんとした栄養にならない。
僕が来て、いろいろ大変になったかもしれない。せめて、何か役に立ちたい。
簡単な晩ご飯でも作っておこう。
知識としては頭に入っている。
サンドイッチと目玉焼きでいいだろうか。マスターは女性だから、山ほどは食べないだろうし。
冷蔵庫からハムやレタスやチーズ、トマトを出し、切っていく。食パンを半分に切り…え?
痛い。うっかり包丁で切ったとでもいうのか?
というか、ボーカロイドなのに怪我するのか?
そういうことこそきちんと説明してくれ。
中途半端にキッチンを散らかすのは、マスターが余計に苦労するだろう。やるなら最後までやってやる。
次に目玉焼きを作ろうとするが、早速黄身が破ける。ちょっとメンタルにくるものがある。
そうだ、スクランブルエッグというものがあった。それだ…は?
熱い。嘘だろ、やけどもするのか。だからどうとも言っていられない。せめて綺麗に盛りつけて、リビングのテーブルに運ぶ。フライパン等を洗っておく。
マスターはお風呂、長い方なのかな?
僕はリビングに戻り、皿にラップをかけておいた。
そして、少しソファーの上に横になった。
マスターは一人暮らしなのに、どうしてこんなに大きいソファーにしたんだろう?
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糸魚川翡翠(プロフ) - 雪蛍@スプラトゥーン野郎さん» はい!!ありがとう本当嬉しいどうしよう嬉しすぎて頭がw (2015年10月18日 14時) (レス) id: 2a4e0f237c (このIDを非表示/違反報告)
雪蛍@スプラトゥーン野郎(プロフ) - commuのアイツです()こういうのマジで好きです。夜ぐらいに残りまとめて読ませていただきます()これからも頑張ってくださいね! (2015年10月18日 14時) (レス) id: 5b75cccc84 (このIDを非表示/違反報告)
糸魚川翡翠(プロフ) - ⊃ Hana.**⊂さん» 読んでくれて、続編も見てくださるなんて感激です! (2015年10月17日 20時) (レス) id: 2a4e0f237c (このIDを非表示/違反報告)
⊃ Hana.**⊂ - すごく 面白かったですっ !! 今から 続編を見にいこうかと 思いますっ !! (2015年10月17日 20時) (レス) id: e8e4c1d465 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:糸魚川翡翠 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/hisui0327/
作成日時:2015年10月4日 15時