ピエロの師匠はやっぱりアレな人でした。

あと少し ページ49

ゴ「レオリオごめん!」

そこに、ゴンが慌てて介入する。

ゴ「オレが間違って押しちゃったんだよ」

気まずそうに納得して進もうとするレオリオを、トンパが止める。

いくらトンパといえど、(今まで散々疑われるような事をしていたといえ)罪もなく責められるのは納得いかないようで。

レオリオの重大なミス…50時間の足止めを引き合いに出してレオリオを挑発する。

それに簡単に引っかかり、クラピカの制止など聞かずに折りたたみナイフを取り出す。

呆れたキルアが開いた扉の先に歩むと、ハッとした表情になる。

キ「見なよみんな。どうやら出口が近いぜ」

その言葉に、一斉に走り出す。

最後の別れ道と書かれたプレートが、確かにあった。

その準備にも反発するトンパだったが、今は時間がなかった。

［それでは扉を選んで下さい。道は2つ……

5人で行けるが長く困難な道……
3人しか行けないが短く簡単な道

ちなみに長く困難な道はどんなに早くても攻略に45時間はかかります。短く簡単な道はおよそ3分ほどでゴールに着きます。
長く困難な道なら○、短く簡単な道なら×を押して下さい］

人数の中にAが入っていないのはどうなのか、全員が気になった。

彼女の助けがあったから、皆が殆ど無傷で来れたようなものだ。

ここに来て彼女が外れる、のは、彼女の攻略時間を自分達のせいで減らしてしまったのと同じ事。

［72番については、この道も共に通ってもらう。ルールの変更はない］

補足説明を流して、スピーカーからの音源は途切れた。

室内に、沈黙が流れる。

残り時間、約1時間。

終了→←そろそろ

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