進歩 ページ19
少しの沈黙の後、効果音をつけるならぐるん、がぴったりな動かし方で首をゴンの方に向けるヒソカ。
ヒ「やるねボウヤ♣︎
釣り竿?面白い武器だね♥︎ちょっと見せてよ♦︎」
レ「てめェの相手はオレだ!!」
ヒソカの意識がゴンに向いた隙をみてレオリオが殴りかかるが、顔面ぴったしにヒソカの拳が入る。
勢い良くぶっ飛ばされたレオリオは、意識を失った。
それとほぼ同時に釣り竿を構えてヒソカに突っ込んで行くゴン。
それもあっさりと躱され、悪寒を感じた時には首を掴まれていた。
ヒ「仲間を助けにきたのかい?いいコだ
ね〜〜〜♣︎」
ゴンの−−仲間の危機を感じたのかクラピカが走り出そうとする。
そこに立ちはだかる彼女。
『はい、ストップ』
ク「…っ!貴様っ…!」
『おや、貴様呼びにまで降格したのかい?』
くりっと首を傾げて両の手のひらを見せる彼女。敵意がない事を示しているのだろうか。
『大丈夫だよ、二人とも殺されやしないさ』
ク「…なぜわかる?」
『弟子の行動くらいわかるさ』
自信たっぷりに言い放つ彼女の言葉を、クラピカは疑えなかった。
否、疑う事を許さない威圧感がそこにあった。
しかし、きっと威圧感が無くともクラピカは、この言葉を疑いはしなかっただろう。
彼女の顔は、どうしてか期待に満ちていたから。
『見守っていておくれよ。仲間の成長を見守る気分でさ』
ク「…私は、貴様を信用などしない。
だが、貴様に悪意が無い事だけは認めよう」
『…それだけでも大きな進歩さ』
僅かに表情筋を緩めた彼女は、終わったね、と呟いて戻って行った。
しばらくほうけていたクラピカだったが、ふと我に返ってゴンの元へ走った。
ク「ゴン!?」
へたり込んだゴンを見て、先程の彼女の言葉を思い出す。
ク「(仲間の成長…か)」
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KOHAKU - とってもおもしろいです 爆笑してますwww (2014年12月19日 15時) (レス) id: 5177bf1c6e (このIDを非表示/違反報告)
KOHAKU - この夢主 はやみねかおるさん著の「怪盗クイーン」のクイーンに似てます (2014年12月19日 15時) (レス) id: 5177bf1c6e (このIDを非表示/違反報告)
ルネ - ふ、ふな○しーwwwwww楽しいんですかwwwでは、全力で頑張ってくださいwwwww (2014年4月27日 22時) (レス) id: ef548354e3 (このIDを非表示/違反報告)
2Dの皆は俺の嫁(一部除く) - 無理ではないですよw書いてると楽しいし楽しみにしてくれてる方がいるってだけでふな○しーのようにテンションあがりますからw (2014年4月27日 20時) (レス) id: 50bb1b0076 (このIDを非表示/違反報告)
2Dの皆は俺の嫁(一部除く) - 一日必ず一話更新します(キリッ…テスト期間とかは…あれですけど…多分深夜に更新しますw (2014年4月27日 20時) (レス) id: 50bb1b0076 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:2Dの皆は俺の嫁(一部除く) | 作成日時:2014年4月15日 23時