その頃彼は 閑話休題 ページ47
A達がのほほんとしている時、話題の彼は。
トランプタワーを作っては壊し、作っては壊し、それを延々と繰り返していたかと思いきや突然床を殴りつけたり…
とにかく、イライラしている事は容易に想像ついた。
そんな空気をぶち壊す人間が一人。
301番…あの針人間と呼ぶのが相応しい奴だ。
「何だ…ギタラクルか♠︎」
不満そうに一瞥して、またトランプタワーを作り出す。
「カタカタカタカタカタ…」
不気味な音を立てて、彼…ヒソカに歩み寄る。
そして、顔に刺さった針を抜き始めた。
抜くたびにベキベキゴキゴキと、明らかに骨が変形している音がする。
全ての針を抜き終わった時には、黒髪サラツヤストレートパッチリ猫目の美形がいた。
「あーーースッキリした。ねえAは?」
ヒ「二言目にそれかい?…まだだよ、多分もっとかかると思うよ♣︎」
「えー、なんでさ」
ヒ「ボクに言われてもねぇ…♠︎イルミ、何か用事でもあったの?」
イルミ、と呼ばれた青年は、こっくりと頷いた。
イ「うん。いつになったら嫁になってくれるのかなー、って。まだ決心つかないみたいでさぁ、照れ屋なのは可愛いけど困るよね」
ヒ「…………はぁ?」
イルミが妙な事を口走った瞬間、これだ。
〔お前何頭イかれたような事抜かしてんだコラ〕
とでも言いたげな視線(とオーラ)を送っている。
イ「前々からプロポーズはしてるんだけど、一向になびいてくれないんだよ」
ヒ「君、とうとう針で頭の変なところヤっちゃったの?」
イ「至って真面目だよ、失礼だなー」
わかりやすい怒りを滲ませて、どこまでもマイペースなイルミを見据える。
イ「ま、来たら教えてよ。オレは寝てるから」
もう一度顔面に針を刺し直して、イルミ…今はギタラクル…は壁に寄りかかって座った。
Aが来たら、軽く3時間は問い詰める。
そう決心して、ヒソカはトランプタワーを崩した。
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KOHAKU - とってもおもしろいです 爆笑してますwww (2014年12月19日 15時) (レス) id: 5177bf1c6e (このIDを非表示/違反報告)
KOHAKU - この夢主 はやみねかおるさん著の「怪盗クイーン」のクイーンに似てます (2014年12月19日 15時) (レス) id: 5177bf1c6e (このIDを非表示/違反報告)
ルネ - ふ、ふな○しーwwwwww楽しいんですかwwwでは、全力で頑張ってくださいwwwww (2014年4月27日 22時) (レス) id: ef548354e3 (このIDを非表示/違反報告)
2Dの皆は俺の嫁(一部除く) - 無理ではないですよw書いてると楽しいし楽しみにしてくれてる方がいるってだけでふな○しーのようにテンションあがりますからw (2014年4月27日 20時) (レス) id: 50bb1b0076 (このIDを非表示/違反報告)
2Dの皆は俺の嫁(一部除く) - 一日必ず一話更新します(キリッ…テスト期間とかは…あれですけど…多分深夜に更新しますw (2014年4月27日 20時) (レス) id: 50bb1b0076 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:2Dの皆は俺の嫁(一部除く) | 作成日時:2014年4月15日 23時