59.最終試験 ページ10
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「最終試験は、1対1のトーナメントで行う」
「と、トーナメントォ！？」ハンゾーが叫ぶ。
「ひっ、筆記試験じゃないのかよ！！？？」レオリオが私の位置からでもわかるぐらい、つばを飛ばしている。
一方、食えないじいさんこと、ネテロ会長は、はて、と首をかしげて
「筆記試験？誰じゃそんなデマを流したのは」
それを聞いたポックル、ハンゾー、レオリオのバカ三人が全ての悪因であるボドロさんを睨む。
ボドロさんはあさっての方向を見て動かない。
大人って汚い！！！と純粋(ここ大事)な私は思ったのだった。
「ではトーナメントの組み合わせを発表する」
今まで布で隠されていたトーナメント表が日を浴びる。
トーナメントは、こうだ。
第一戦目 ヒソカVSクラピカ ゴンVSハンゾー
第二戦目 ？VSボドロ ？VSポックル
第三戦目 ？VS私 ？VSキルア
第四戦目 ？VSレオリオ ？VSギタラクル
こんな感じだ。
つまり、もしも原作通りにトーナメントが進むのなら、私はボドロさんと対戦することになる。
そのときにキルアが彼を殺さなければの話だが。
「う、嘘だろ。今年の合格者は、たったひとりぃ！？」
レオリオの嘆く声が響く。
「ホーッホッホッホ！勘違いしないように。最終試験のクリア条件は“たった一勝”で合格である」
会長の伸ばされた節だらけの人差し指が、上を向いている。
「つまり！トーナメントは勝った者から次々抜けていき、負けたものが上に登っていくシステム。
この表の頂点は不合格を意味するわけだ」
するとハンゾーが眉をひそめて
「要するに不合格はたったひとりってことか」
「さよう。しかも誰にでも二回以上のチャンスが与えられている」
レオリオは安心したのか、服の袖で額を拭く。
「なんでぇ。おどかすなや・・・・。だったら楽勝だぜぇ・・・。っておい！
クラピカ！お前絶対ヒソカに負けろ！いいな？」
「少し黙っていてくれ！それに、このシステムが楽勝かどうかはやってみなければわからない」
そう神妙に告げるクラピカの言葉に、皆の空気が固まった気がした。
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おじいちゃんパンチ - 天才よ帰ってこい (4月2日 14時) (
レス) @page39 id: 14d47f2dfd (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 久々に占ツクで面白い作品見つけました。更新待ってます。 (6月18日 19時) (レス) @page39 id: f494c8d92f (このIDを非表示/違反報告)
猫(プロフ) - 凄く面白かったです！！更新待ってます！ (2022年6月23日 14時) (レス) @page39 id: 846f3d2d4a (このIDを非表示/違反報告)
ねこ@自己満小説(プロフ) - 約2000人の人があなたの帰りを待ってます！それはもちろん僕も同じです！なので早く戻ってきてください。 (2021年11月28日 21時) (レス) @page39 id: d675a829f6 (このIDを非表示/違反報告)
キーさん(プロフ) - すごく面白かったので続きが見たいです!!!更新待ってます！ (2021年8月17日 8時) (レス) id: 1d2c287881 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みんくる | 作者ホームページ：http://nanos.jp/connector/
作成日時：2015年7月15日 19時
