55.最終試験 ページ6
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「ホッホッホ。楽しみに待っておれ！」
と茶目っ気たっぷりにネテロ会長はウインクして、第四次試験合格者の集う部屋から出ていった。
次の最終試験は三日後。
それまでに英気を蓄えておけ、とのことだった。
今年の試験でルーキーは私含め7人。
合格者１０名中7名がルーキーという異例の事態だそうだ。
「しかし気になるなぁ。あのネテロじいさんの口ぶり。」
ヒソカさんとギタラクルさん以外の全員で輪を組んで、次の試験の内容について考察している。
発案者は今しゃべりだしたレオリオだ。
「一体何をやらせるつもりなんだ？」
「そんなこと、ここに来て気に病んでも仕方があるまい」
悩ましげなレオリオにクラピカが首を振って答えた。
「うっわ！つまんねーやつだなぁ！みんな緊張してんだからもっと場を盛り上げろよぉ！」
「っそ、そうなのか……？」
不安そうに回りのみんなの顔を見回すクラピカ。その目は若干上目遣いだ。
可愛いとしか言い様がない。
「だいじょーぶだいじょーぶ！レオリオなんかのいうことなんて気にすることないよ！」
「おいA！そりゃどう言う意味だよ！」
「自分で理解しろよ。それぐらい」
少し睨みつけてつぶやくとレオリオはぐっ、と拳を握った。
「っはぁ〜〜。まあいい。
それにここまで生き延びてきた同志だ。最後は全員で受かりたいじゃねえか」
「っくくく、ガラじゃねぇ」とキルアが腕を組みながら笑う。
「ナニィ！？」
「トリックタワーの時に仲間蹴落としてでも試験に合格するとか、言ってなかったっけ〜？」
「っそれはそれ！これはこれだ！！」
「とにかく、ルーキーの俺達がとやかく言っても仕方がない。
ここはひとつ、経験者に聞くのが一番じゃないか？」
ハンゾーの提案にルーキーのみんなが頷き、経験者と思わしきポックルの顔を見た。
「ん？俺はダメだ。三年前に四次試験で落ちた。
……最終選考までたどり着いたのはこれが初めてだ」
「なんだ、頼りにならんなぁ」とハンゾーががっかりする。
「ほっとけ」
「そちらは？」クラピカがもうひとりの経験者に話を振る。
中国風の服を着た壮年のたくましい男だ。
「最終試験のこと、何か知っているのでは？」
「おお、あんたなら何か知ってんだろ。亀の甲より年の功！」とハンゾー。
「うむ！去年一次試験で落ちた」
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おじいちゃんパンチ - 天才よ帰ってこい (4月2日 14時) (
レス) @page39 id: 14d47f2dfd (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 久々に占ツクで面白い作品見つけました。更新待ってます。 (6月18日 19時) (レス) @page39 id: f494c8d92f (このIDを非表示/違反報告)
猫(プロフ) - 凄く面白かったです！！更新待ってます！ (2022年6月23日 14時) (レス) @page39 id: 846f3d2d4a (このIDを非表示/違反報告)
ねこ@自己満小説(プロフ) - 約2000人の人があなたの帰りを待ってます！それはもちろん僕も同じです！なので早く戻ってきてください。 (2021年11月28日 21時) (レス) @page39 id: d675a829f6 (このIDを非表示/違反報告)
キーさん(プロフ) - すごく面白かったので続きが見たいです!!!更新待ってます！ (2021年8月17日 8時) (レス) id: 1d2c287881 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みんくる | 作者ホームページ：http://nanos.jp/connector/
作成日時：2015年7月15日 19時
