68.積もる歪み ページ19
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「もう、人殺しはうんざりだ。ゴンと友達になって、普通に遊びたい・・・っ」
「無理だ。お前に友達なんか出来っこないよ。
お前は、人というものを殺せるか殺せないか、でしか図る事が出来ない。そう教え込まれたからね」
「っ」
「今のお前にはゴンが眩しすぎて図りきれていないだけだ。友達になりたいわけじゃない。」
「違う」
「彼のそばにいれば、いつか彼を殺したくなるよ。殺せるか、殺せないか、試したくなる。
・・・・・・・・何故ならお前は、人殺しだから」
「ッハッ・・・ハァッ・・・・」
苦しむキルアの様子に耐え切れなくなったレオリオが、息を荒げて二人に近づこうとしていく。
そんな彼を審判がひきとめる
「先程も申しあげましたように、試合中は」
「っああ！わかってるよ！！！」
レオリオは審判に噛みつくようにそう吐き捨てて、
「おいキルア！！！お前の兄貴だか何だか知らねぇが言わせてもらうぜ！
ソイツはバカ野郎でクソ野郎だ！！聞く耳なんぞ持つなァ！！
さっさとぶっとばして合格しちまえ！！！
ゴンと友達になりたい、だとォ！！？？・・・ねぼけんな！！！！
とっくにお前等、“ダチ”同士だろうがよぉ！！！！！」
「っ！」「はあ？」
「少なくともゴンはそう思ってる筈だ！！！」
「そうなの？キルア？」
「・・・・・・」
「そうか、参った。あっちはもう友達のつもりなのか・・・・・」
顎に手を当てて考え込むイルミ。そしてひらめいた様に人差し指を立てて
「よし、ゴンを殺そう」
その一言に周りが凍りつく。
だがイルミはさほど気にせず、手に無数の針をもってさも当然のように続ける。
「彼はどこにいるの？」
彼の居所を知らないはずのイルミは、まっすぐゴンが休む控室へと向かっていく。
そのとき、ハンゾー、クラピカ、レオリオの三人が扉の前に立ちはだかった。
「おや、参ったなあ。俺は次の仕事の都合上、ライセンスが必要なんだけどなあ。
ここで彼らを殺しちゃったら、俺が落ちて自動的にキルが合格しちゃうねえ。
ああ！いけない。それはゴンを殺っても一緒かあ・・・・。
っそうだ！まず合格してからゴンを殺そう！
そしたら、仮に俺がこの場の全員を殺してもルール違反にはならないでしょ？」
そのおぞましい質問に、ネテロ会長は思案して
「確かにルール上は問題無い」
その言葉を受けて、イルミはキルアへと目を向ける。
「おれと戦って勝たないと、ゴンは助からない」
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おじいちゃんパンチ - 天才よ帰ってこい (4月2日 14時) (
レス) @page39 id: 14d47f2dfd (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 久々に占ツクで面白い作品見つけました。更新待ってます。 (6月18日 19時) (レス) @page39 id: f494c8d92f (このIDを非表示/違反報告)
猫(プロフ) - 凄く面白かったです！！更新待ってます！ (2022年6月23日 14時) (レス) @page39 id: 846f3d2d4a (このIDを非表示/違反報告)
ねこ@自己満小説(プロフ) - 約2000人の人があなたの帰りを待ってます！それはもちろん僕も同じです！なので早く戻ってきてください。 (2021年11月28日 21時) (レス) @page39 id: d675a829f6 (このIDを非表示/違反報告)
キーさん(プロフ) - すごく面白かったので続きが見たいです!!!更新待ってます！ (2021年8月17日 8時) (レス) id: 1d2c287881 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みんくる | 作者ホームページ：http://nanos.jp/connector/
作成日時：2015年7月15日 19時
