39.美人って罪ですね ページ39
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第三試験終了後、合格した試験者たちは飛行船に戻った。
今は夕食をとっている。
フォアグラとルッコラのソテー、サーモンのカルパッチョ、ブイヨンスープ、ガトーショコラ。
これが今日の私の夕食である。
フォークを軽く炙られたサーモンとレタスに突き刺す。いい音がした。
そのままパクリと口に入れると、酸味のきいたソースとサーモンのとろっとした旨みが口の中に広がった。
・・・・う〜む。これは唸るしかないですな。誰が作ってるかしらないけど、超うまい。
あまりの旨さにノックアウトされた私は無心で手を動かした。
「あっ！お姉さん！」明るい声が近くで響く。
「ん？ゴン君じゃないかー！どうしたの？」
「ううん。特に用事はないんだけど、お姉さんが見えたから何か声をかけなきゃって思って！」
えへへーと笑うゴン君は、それはもうめったくそ可愛かった。何これこの子天使すぎでしょ！
あまりの可愛さに思わず頬が緩んだので、それを手でおおって隠した。
「お姉さん？具合悪いの？」
「ううんゴン君違うよ。うん。ホントなんでもないんだ、うん。」
「そう、なら良かった！」
・・・・ゴン君、お姉さん君のこととっても汚れた目で見てる。ゴメンネほんと。
「おいゴン！何やって、ってあっ！！」
キルア君も皿を持ちながらやってきて、私の顔を見るとしまった、というような表情を浮かべた。
「キールッアくん！私ねー、君にちょーっと用があるんだけどなー」
顔に作り笑いを貼り付けてキルア君に近づく。
「俺はないから。」ワオ絶対零度の態度。
「おいこらてめえ、ガセネタ流しやがって」
「え？なんのことかな？っていうか俺がガセ流したって証拠はあんの？」
「ハンゾーが言ってた。キルアって坊主が言ってたってね！」
「ハンゾーが嘘ついてる場合もあるじゃん。」
キルア君が両手を挙げてアメリカ人がするように肩をすくめるジェスチャーをした。
ジョジョで言うところのやれやれだぜ・・・といったところか。
その態度が気に入らなかった私は最後の手段に出た。
ずいと前に出てキルア君の柔らかそうなほっぺたをつまむ。そして左右の頬を思い切り引っ張る！
「いででででででででで！！！なにひゅんだへめぇ！」
「ふーんだ！人の嫌がることはしちゃ駄目ってお母ちゃんに習わなかったのか！」
大人気ないとか言ったらダメである。たかが3歳差である。
「何やってんだーキルア！」
声のした方にはネイビーのスーツを着たレオリオと、金髪美人なクラピカがいた。
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リュイ - 飛行する女子高生が部分好きですw面白かった！ (2021年10月19日 17時) (
レス) @page24 id: 2183f1b6e8 (このIDを非表示/違反報告)
緑 - あのー弱火でじっくり飽きるまでじゃなかったでしょうか (2020年10月17日 9時) (レス) id: bc36a2a3f7 (このIDを非表示/違反報告)
寝夢(プロフ) - 題名に爆笑しました (2017年6月5日 23時) (レス) id: 0c9f17ee4b (このIDを非表示/違反報告)
みんくる(プロフ) - えーでりひさん» ありがとうございます！！！実際作者はとうらぶ未プレイなんですけどね・・・審神者をしんしんしゃって読んでましたし（；￣ェ￣）更新頑張ります( ^ω^ ) (2015年8月13日 11時) (レス) id: 8267781c3e (このIDを非表示/違反報告)
えーでりひ - とてもおもしろく読ませていただきました!!江雪ネタが出てきてビックリしましたwこれからも頑張ってください!! (2015年7月25日 18時) (レス) id: ce3d448fad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みんくる | 作者ホームページ：http://nanos.jp/connector/
作成日時：2014年4月2日 19時
