27.ランニングは嫌いです。 ページ27
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隅っこで回りの様子を見ていると、騒いでいる群衆が見えた。
そのなかに見たことのあるピエロがいたので、急いで視線をほかに向けた。
関わったらろくなことにならない。
すると今度はトンパとゴンたちが話しているのが見えた。
うわ、本物だ。
ほんとに頭ツンツンだ！てか黒目でかいな。
クラピカも美形だな。
レオリオは・・・うん、レオリオ。
べつに不細工なワケじゃないんだけどなんせ回りのレベルが高い。
ぼーっと眺めているとゴンがこちらに気づいた。
あ、やばい。
見てたの気づかれたか。
急いでその場を離れた。
下手に関わったら、正体がばれそうだから嫌だったのだ。
そういえばギタラクルも見てないな。
あれを自分の目で見れるのはなかなかできない体験だぞ・・・・！
どんな顔の仕組みしてるのか見てみたい！
ジリリリリリリリリリリリ・・・
「皆さん、ハンター試験が始まりました。
一次試験の内容は二次試験まで私についてくることです。」
サトツさんが言う。
「では、試験開始です。」
サトツさんは走り始める。
そして私も車輪を回し始める。
大体みんなを同じくらいの速さになると右肘掛のボタンのカバーを外し、手動運転から自動運転に切り替えた。
早さはそのままで自動で車椅子が走ってくれる。
めっちゃ楽！！！
いや、卑怯とかじゃないよ！うん！
前もって知っていたことを有効活用しただけ。
「ねえ、おじいさん。」
おい、なんか聞いたことのある声がすっぞ。
「ねえ、」
声のした方をゆっくりと見ると予想通りキルアが隣をスケボーで走っていた。
こっちなんか見もせずに喋りかけてくる。
「なんじゃね。」
「アンタ・・・・何者？」いきなりかよ。
「・・・夢を追いかけるしがない老人じゃよ。」
と適当なことを言ってみる。
「ふうん、そう。」
自分から聞いたくせに、さも興味なさげに相槌をうってくる。
このクソガキ、なめとんのか。
「ぼうや、話はそれだけかい？」
「ぼうやじゃねえ！」と、少し顔を赤くしながらキルアが噛みつく。
「フォフォフォッ！ではまた会おうぞ、キルア少年よ。」
「ちょっ、待て！なんで俺の」
名前を、とキルアが言う前にスピードを落とし、人混みのなかに隠れた。
これ以上絡まれて正体がバレるのも嫌だし、
後ろからのイルミもといギタラクルがどこかで見てると思うと気が気じゃなかったのだ。
さっき顔を見てみたいと思ったのは全力で撤回したい。
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リュイ - 飛行する女子高生が部分好きですw面白かった！ (2021年10月19日 17時) (
レス) @page24 id: 2183f1b6e8 (このIDを非表示/違反報告)
緑 - あのー弱火でじっくり飽きるまでじゃなかったでしょうか (2020年10月17日 9時) (レス) id: bc36a2a3f7 (このIDを非表示/違反報告)
寝夢(プロフ) - 題名に爆笑しました (2017年6月5日 23時) (レス) id: 0c9f17ee4b (このIDを非表示/違反報告)
みんくる(プロフ) - えーでりひさん» ありがとうございます！！！実際作者はとうらぶ未プレイなんですけどね・・・審神者をしんしんしゃって読んでましたし（；￣ェ￣）更新頑張ります( ^ω^ ) (2015年8月13日 11時) (レス) id: 8267781c3e (このIDを非表示/違反報告)
えーでりひ - とてもおもしろく読ませていただきました!!江雪ネタが出てきてビックリしましたwこれからも頑張ってください!! (2015年7月25日 18時) (レス) id: ce3d448fad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みんくる | 作者ホームページ：http://nanos.jp/connector/
作成日時：2014年4月2日 19時
