奇術師と目が合ってしまったようだ！orz【H×H】2 (ページ10)

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なんだって叩いたら治るんだよきっと…orz ページ10

私は特に行くあてもなく、ただぶらぶらとお散歩をしている。
遠くからメンチさんの声が聞こえてくる。どうやらブハラさんのお腹が満たされたらしい…。

ﾒ「私の出す料理は…スシ！」

周りの人が頭の上に？マークを浮かべているが、ハンゾーだけは小さくガッツポーズをしていた。
ジャポンって日本に近いんかな。いつか行ってみたい…！
ジャポンにもツンデレとか猫耳とか萌えという文化はあるんかな…！オラワクワクすっぞ！

えっと気を取り直しまして…川に魚っているよな…？捕まえれるかどうかは置いといて…

ﾋ「A♠︎」

「ぎゃあああ！出たああ！」

なるほど。レオリオとクラピカも私が地面から出てきたときこんな気分だったのだろうか。
いや、私が敵じゃないとわかってるぶん、あの二人の方がマシだろう。

ヒソカは私の肩の上に顎と手を乗せている。

ﾋ「ねえA♠︎スシについて何か知ってる？ボクはさっぱり♣︎」

「知ってる…けど…？あ、えっとあの〜離れてくれる？」

ﾋ「んーヤダ❤︎」

今のは質問じゃなくて遠回しな命令だからお前に選択権はないんだけど。
でも目立ってるから離れて欲しいんだよなぁ。
まあ譲歩してやろう。

「はいはいわかったわかった…私が悪ぅござんした…スシの作り方教えるんで距離をとってくれませんかね？」

ﾋ「微塵も心がこもってないね…♠︎…そうだね…キス、させてくれたら考えてあげるよ❤︎」

「は？イカれてるのか…？あ、叩いたら治るかな！？」

もうこいつ殺したほうが世のため人のためじゃないかな…？
いやダメだ。勝てる確信もないし命が惜しい…。

「…まあいいですよ。でももうちょっと目立たないとこでね。」

ﾋ「じゃ、行こうか♦︎」

ヒソカは私の腰に手を回す。
結構全力で手の甲をつねるが放してくれないようだ。

ヒソカに顎をすくわれ、強制的に目が合う。
反射的に目を瞑るが、いつまで経っても感触がない。
恐る恐る目を開くと、ヒソカは覗き込むように顔を近づけていた。
怖くて目を見開いてしまう。

ﾋ「目を瞑ってる顔もイイけど…怯えてる顔も…唆るね♠︎」

ヒソカはAの後頭部を支え、額に口付けを落とした。

ﾋ「ご馳走様❤︎」

ヒソカは舌をだし、いたずらっぽい笑みを浮かべる。
いや、期待とかじゃ決してないんだけど。決して違うけど。

「口にするんだと思ってた…」

ﾋ「これは味見だからね♠︎そこまではしないよ…まだ♦︎」

ヒソカに上から見つめられ、背筋に寒気が走った。