奇術師と目が合ってしまったようだ！orz【H×H】2 (ページ3)

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ヒソカモロウは省みない…orz ページ3

ゴン君達と楽しく親睦を深めていると、ジリリリリとやかましい音が鳴り響いた。
音の発生源を見ると、サトツさんが立っていた。

サトツさんはハンター試験が始まることを伝え、私達を二次試験へ案内する。

まあ？私は？念能力使えるんで？マラソンとかいけますけど？？
主人公組と一緒に進む。

ゴン君の元気っぷりを後ろから見守り、
なごみながら走っているといきなり後ろから洋服の襟を引っ張られる。

うぐぇ…誰だよいきなり…首絞まったじゃんかぁ‥まあこんなことするの一人しかいないんだけどさぁ…

「離してくれないでしょうかヒソカさぁん？」

ヒソカの腕の中で横抱き、俗に言うお姫様だっこの状態でヒソカを睨みつけ、
せんせーに褒められるレベルの素晴らしすぎる敬語とは裏腹に
こなれた動きでポプテピピックでしか見ないような両手中指を見せつける。

ﾋ「Aも一応女の子なんだからもうちょっと淑やかになりなよ♦︎」

めんどくさい、やかましい、だるいのフルコンボ。淑やかにしてても腹の足しにもならん。

「あーもーなんなんですか一体。かまちょですか？そうですよねかまちょなんですよねヒソカさん？」

ﾋ「かまちょが何かはわからないけど♣︎ボクからのメッセージを無視したのはキミだよ♠︎
さっき投げ渡したトランプ、もう一度よく見てごらん♦︎」

ポケットからキュンではないがハートが描かれたトランプを取り出す。
裏返すと、『そろそろ戻っておいで♣︎』というオーラが書かれていた。

「おいおいいい加減にしろよ！絶対もうちょっとマシな渡し方あっただろ！
てかやっぱかまちょじゃねぇかクソ！あといきなり後ろに引っ張られたから
首は閉まるわゴン君たちから心配されるわ散々だよもう！丁重に扱え！」

ヒソカは何も言わずに笑顔を返した。

ああもうツッコミがあと一人二人必要。
いや、そうするとヒソカからの嫌がらせも三倍になるから…めんどい。

「はーあ。ヒソラッシュ…僕もう疲れちゃったよ…というわけで私寝るからなるべく揺らさずに運んでくれない？」

ﾋ「はいはい❤︎仰せのままにA様♦︎」

まあホントはぜんっぜん眠くないんだけどね。
一応眠る体勢にはうつる。

この服メイド服っぽいからあんま好かんのだけれど。
丈長めの服着てきてよかった。パンチラの可能性皆無だわ。

一番いい鉛筆の濃さの次ぐらいにどうでもいいことを考えながら私は眠りについた。