�� 色々、予想外。 ページ10
『.........』
できてしまった。
一週間、正確に言えば8日間で練まで。
『まさかできるとは思わないよ...なんでヒソカは分かったの...』
体を覆うオーラを見つめ自分でも信じれず呆然とする。
体を覆うオーラを体の周囲にとどめる“纒”。
そして、
精孔を広げ通常以上のオーラを出す“練”。
練の状態で体を覆う大量のオーラを見つめていると不意に背後から声が聞こえる。
「ボクが言ったこと、本当だったろ？」
『ヒソカ！いつの間に、っていうかいつもそうだけど、居るなら居ると言って欲しいな。心臓に悪いよ...』
ゴメンゴメンとニコニコした表情で謝っているヒソカに悪いという気は微塵もないのだろうなと思いながら練を解く。
ヒソカがこちらへ歩み寄ると同時に私は屋上の地面に地べたに座りヒソカも隣に腰を下ろす。
『ねぇヒソカ、何故私が一週間で練まで習得する事が出来ると分かったの？』
「何故だろうね。
第六感とか言うやつかな」
『根拠があったわけじゃないのにあそこまで断言する...？へんなの』
「褒め言葉として受け取っておくよ。
ところで練も習得した事だし今日稽古には行くかい？」
『ヒソカが行くなら行こうかな』
暫く無言でいると真昼の日差しがポカポカとしてなんだかうとうとしてきた。
公演の練習と同時進行で徹夜で念の修行をしていたため次第に疲労と猛烈な眠気が同時に襲い、睡魔に襲われるも必死に起きようと頭がカクカクなるA。
『(あ、これダメなやつだ...)』
そう思ったが最後、睡魔に負けそのまま意識を手放した。
＿＿なんかふわふわしてる...
あれ...私、屋上で念の修行してて、ヒソカと話して、それで....
ハッと自分が寝てしまった事を思い出し目を開くと目の前には見馴れた顔が。
「おはよう、目は覚めたかい」
『...？あれ...？』
「Aあのまま寝ちゃって寄りかかってきたんだけど体制的に辛いだろうと思って」
混乱した頭を整理しつつ今の状況を確認するとヒソカに膝枕されてしかも自身の腕が相手の腰にまわっていた。
反射的に腕を離し上体を一気に起こす。
『ご、ごごごめん！！気づいたらね、寝てて！！』
「別にいいよ。Aの可愛い寝顔も見れた事だし」
何を言っているんだと冷静に考えつつもありがとうとお礼を言うと、ニコニコと何やらいつもより機嫌良さそうに返事をされた。
『(...あれ、今何時？)』
恐る恐る、時計を確認すると15時55分。
『あ！！後5分で稽古の時間！！！！』
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ユウ(プロフ) - 初めまして。面白いです！更新待ってます！ (2019年6月23日 9時) (
レス) id: 0277b1537e (このIDを非表示/違反報告)
siriusu(プロフ) - とても面白いです！更新頑張ってください！ (2019年2月3日 18時) (レス) id: acb07d0a47 (このIDを非表示/違反報告)
もものちょこぱい(プロフ) - 池さん» コメントありがとうございます！石田先生が書かれたヒソカの過去編がとても好きで、取り入れさせていただいたのですが楽しんでいただきとても嬉しいです;; ご期待に添えれるよう頑張ります！！ (2018年3月28日 1時) (レス) id: ec23ff930a (このIDを非表示/違反報告)
池(プロフ) - 初めまして、初のコメント失礼致します。石田スイ先生が作られた過去編から書いてる方が珍しい事もあって、とても楽しんで読ませていただきました！今後の展開が楽しみです^^ (2018年3月28日 0時) (レス) id: 53f6bb311a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もものちょこぱい | 作成日時：2018年3月19日 0時
