XVIII 一方的な試合 ページ20
飛行船に乗り気づいたら寝ており、到着したと起こされ機内から降りる。
『あれが闘技場？あんな高い建物初めて見た...』
世界第4位高さを誇るだけあり、遠くからでもその建物がハッキリと見える。
早く行こうと子供の様に駆け足で天空闘技場へ向かうA、焦らなくても闘技場は逃げないよと言うヒソカの言葉を聞かずそのまま駆け抜けて行く。
参加者の行列に驚きながらも列に並び、必要事項を書き中へ。
リングで繰り広げられる格闘に観客からの歓声が響く。
「200階まで行かないと同格の相手は居なさそうだ」
『確かにそうかもね』
期待して来たが流石に玄人ばかり居るという訳でもなく、見た所ではただ力任せに拳を振るものばかり。
早く上の階に行きたいが早く行き過ぎても稼げないしなぁ、と悩んでいるとアナウンスでAの番号が呼ばれる。
「いってらっしゃい」
じゃあ後でねと言い指定のリングへ向かう。
「両者リングへ上がってください」
『(両者って事はこの人が相手か...)』
隣にいる大柄な男を見るがただ筋肉を付けまくっただけで見るからに弱そうだ。
「「嬢ちゃん来る所を間違えてるぜ！！」」
「「女だから顔だけはやめとけよー」」
Aが女で小柄な為に図に乗った歓声が一気に飛び交う。
その歓声を聞き調子に乗った相手も「子供がこんな所に来ちゃダメだろ？」と笑いながら悪し様に言う。
黙って聞いてれば言いたい放題。手加減してやって行こうと思ったが急遽予定変更、病院送りにしてやろうと思う。
「入場者のレベルを判断するので制限時間3分以内に自らの力を発揮して下さい。
それでは、始め！！」
開始の合図を聞き、相手がこちらへ拳を構えながら突進。仕掛けて来た攻撃を小手返しし、鳩尾に容赦なく殴りを入れてやる。
『調子に乗った貴方が悪いんだよ』
内臓が破裂したであろう相手はその場に倒れ込み、のたうちまわり戦闘不能。
やりすぎたかなと思うも罪悪感はこれっぽっちも無い。
「「自分のふた回りも大きい相手を一発で！？」」
さっきまであれ程煩かった会場が一気に静まり、動揺した観戦者がざわざわとし始める。
「キミは160階へ」
審判のスタッフに160階へ行くように言われチケットを持ちリングを降りる。
『(てか私子供じゃ無いんだけどな...)』
さっき相手に言われた言葉を思い出し、心の中で反論しながら受付カウンターへ向かった。
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ユウ(プロフ) - 初めまして。面白いです！更新待ってます！ (2019年6月23日 9時) (
レス) id: 0277b1537e (このIDを非表示/違反報告)
siriusu(プロフ) - とても面白いです！更新頑張ってください！ (2019年2月3日 18時) (レス) id: acb07d0a47 (このIDを非表示/違反報告)
もものちょこぱい(プロフ) - 池さん» コメントありがとうございます！石田先生が書かれたヒソカの過去編がとても好きで、取り入れさせていただいたのですが楽しんでいただきとても嬉しいです;; ご期待に添えれるよう頑張ります！！ (2018年3月28日 1時) (レス) id: ec23ff930a (このIDを非表示/違反報告)
池(プロフ) - 初めまして、初のコメント失礼致します。石田スイ先生が作られた過去編から書いてる方が珍しい事もあって、とても楽しんで読ませていただきました！今後の展開が楽しみです^^ (2018年3月28日 0時) (レス) id: 53f6bb311a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もものちょこぱい | 作成日時：2018年3月19日 0時
