�� 念の系統 ページ11
全力疾走でモリトニオの部屋へ二人で向かう。
Aの全力の走りはヒソカにとってはランニング感覚なのか易々と走っておりどこか悔しさを感じる。
「A、遅くない？」
『運動する機会なんてない生活で5年も過ごせば筋力も落ちるよっ！これから体力と共につけていけばいいんだ...』
「キミは5年もあの屋敷にいたのか」
あれ？言ってなかったっけ、と話をしているとモリトニオの部屋へ着いた。
軽く息切れをしながらノックをし扉を開ける。
「A？稽古に来たという事は何か質問でもしにきたのか。...何故息切れしてるの」
『稽古の時間に遅れそうで全力で走ってきたんです。
今日来たのは説明ではなくて...自分でも信じられてないのだけど、練まで習得できまして...』
そう言いながらモリトニオの前へ行き練を見せる。
目を見開き相当驚いた表情をしたままとんでもない子が二人もよくいたものだと呟き、Aも練まで習得できた事により次の段階へ進む事になった。
「念には6つのタイプがある」
“強化系” “変化系” “放出系”
“具現化系” “操作系” “特質系”
念能力には系統があり、念能力者には相性のいい系統があり、相性に近い系統の念能力は覚えやすく、遠いほど覚えにくい。
「...で、どうやってその能力を調べるの？」
「これを使う」
水を注ぎ葉を乗せたグラスを用意するモリトニオ。これを“水見式”といい、水にオーラを込めその変化によって自分の資質を見分けるものらしい。
モリトニオがコップに手を掲げオーラを流し込み「...舐めてみ」とグラスを差し出す。
『...にがっ！！！』
「水の味が変わるのが“変化系”の反応。二人も試すといい」
水を入れ替え続いてAが水見式を試す。
...手を掲げオーラを水へ流すとグラスいっぱいに注がれた水がどんどん減っていき、やがては空になってしまった。
『水がなくなった...この場合何系統なの？』
「水の量が変わるのは強化系の反応」
『強化系かぁ...なんかムキムキになりそうな系統だね』
最後にヒソカが水見式を試す。
特に見た目上の変化は無く、水を舐めると味が酸っぱくなっていた。味の変化という事はヒソカもモリトニオと同様、変化系という事が分かった。
後は創意工夫に独自で念を構築し、個々で念を磨かなければならないという事を習い今日の稽古を終えた。
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ユウ(プロフ) - 初めまして。面白いです！更新待ってます！ (2019年6月23日 9時) (
レス) id: 0277b1537e (このIDを非表示/違反報告)
siriusu(プロフ) - とても面白いです！更新頑張ってください！ (2019年2月3日 18時) (レス) id: acb07d0a47 (このIDを非表示/違反報告)
もものちょこぱい(プロフ) - 池さん» コメントありがとうございます！石田先生が書かれたヒソカの過去編がとても好きで、取り入れさせていただいたのですが楽しんでいただきとても嬉しいです;; ご期待に添えれるよう頑張ります！！ (2018年3月28日 1時) (レス) id: ec23ff930a (このIDを非表示/違反報告)
池(プロフ) - 初めまして、初のコメント失礼致します。石田スイ先生が作られた過去編から書いてる方が珍しい事もあって、とても楽しんで読ませていただきました！今後の展開が楽しみです^^ (2018年3月28日 0時) (レス) id: 53f6bb311a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もものちょこぱい | 作成日時：2018年3月19日 0時
