【男主】暗がり恋愛【ワンピ】 (ページ6)

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ドス黒い感情ページ6

翌朝

早朝の朝礼が終わってから僕は朝ごはんを食べる。
朝は食欲がないが、朝食こそ健康に重大な影響がある！とガープ中将にしつこく言われているので頑張って食べる。
ご飯を食べ終わって自分の部屋に戻り机に向かう。万年筆を握り目を通していると、ドアがノックされた。
どうぞと返事をすると、ドアが開きスモーカーが入ってきた。

A「あれ？スモーカー
なにか用事？」

スモーカー「そうじゃないがただの暇潰しだ」

そう言って、彼はまた応接用のソファーに座る。

A「暇潰しって…今僕書類をさぁ…」

スモーカー「邪魔にならねェ程度に邪魔するぜ」

A「結局邪魔するのか」

…まあ構わないけど。寧ろちょっと嬉しいし

スモーカー「昨日、夜飯食ってる時
ガープ中将に色々言われてたな」

A「あー、聞いてたんだ
体力つけろとか肉を食えとか…
色々言われちゃったよ」

書類に記入をしながらスモーカーと会話をする。
それを最後に沈黙が流れたあと、視線を感じたので書類から目を外しその方を見ると
スモーカーがこちらをジッと見詰めていた

A「…な、なに」

スモーカー「…お前に書類は似合わねェな」

A「なにそれ…どういう意味？」

スモーカー「お前は森ん中でハンモック揺らされてるのが似合うぜ」

A「……」

何を言ってるのかさっぱりだけど…
褒め、られ、た？のかな？

A「僕に書類は似合わない？」

スモーカー「似合わねェな」

A「言ってる意味わかんない…
似合う似合わないじゃなくて仕事だからさ…」

スモーカー「でも似合わねェ」

なんの言い合いなんだこれは。
似合わねェって言われるとそれ意識しちゃって集中できないんだけど…
そう思いながらも何枚か書類を片付けた。

A「終わったー」

スモーカー「終わったのか」

A「うん、ようやく」

そう僕が言うと、スモーカーが立ち上がりこちらへやってきて
デスクの上に腰をかけ、あとは提出するだけの書類を手に取り読んでいた

A「…なに？どこかへん？」

スモーカー「いや、なんでもねェ」

書類をあった場所に戻しスモーカーは思い出したように口を開いた

スモーカー「そういや今日たしぎの奴が帰ってくるんだったな
迎えにでも行ってやるか」

そう言ってデスクから下り
こちらにじゃあなと手を振ろうとするスモーカー。
その瞬間、僕の中にドス黒い感情が生まれ溢れ出た…