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「これが沖田さんがよく頼んでたうちの店自慢のお団子とお茶です。」
その青年はキラキラと目を光らせて手を合わせて
「いただきまーす!」
と言った。
今更だけど、この子めっちゃ可愛いな。私女の子なのに負けたわ……
「沖田くんが贔屓にするのもわかるな。」
とても美味しそうにお団子を頬張る姿はもう
神様に値する神々しさ……!!
眩しいわ!
「そういえば何してたんですか?血だらけでしたし……」
「1人で遠征しに来てるんだ。」
そんなんで血だらけになるかな?
んーでもあんまり聞いても失礼だしな。
「審神者を探してるんだ。」
審神者……?何それ。
「でももう見つかったから遠征は終わりかな。」
スッキリと嬉しそうに言った。
ずっと探し求めてたものなのかも。
「そうなんだ!見つかって良かったですねぇ!」
時計を見るともう9時を回っていた。
「今日はもう遅いですし私の部屋で休んでいって下さい。」
そう言うと彼は少し顔を赤らめた。
いや分かってる。私がとんでもないことを言ってるのはわかってるんだけどね。
なんか本能が泊まらせろって言ってるの!!
「で、でも……それは悪いし……」
「大丈夫です、私が寝る時は貴方とは逆向きで寝るので。」
……足を人の顔に向けて寝るのは流石に失礼か。やめよう。
「やっぱり一緒の方向で寝ましょう。もう1つ布団を持ってくるので安心してください!」
そして半ば強引に此処で寝させた。
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雪女 - 更新楽しみにしてます (11月10日 19時) (レス) id: 6c1d2855e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おちゃ | 作成日時:2022年8月11日 13時