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明治✕〇年✕月〇日

人通りの少ない夜の甘味処の前で1人の男の子がいた。

よく見ると血が出てる。

本人はあんまり気にしてない様子だ。


「あの、どうしたんですか??」

思わず話しかける。
その怪我を見て話しかけられずにはいられなかった。

男の子は急に話しかけられてびっくりしたようだ。

「えっと、ここの甘味処って今やってますか?」


「今はやってませんが普段は営業してますよ。」


って、私が聞きたかったのは怪我のことなんだけどね!
私が言葉足らずだったからだけど。


「そっか…」


うちの店になんか思入れがあったのかな。


そういえばこの子新撰組羽織を着ている。
なんでだろう。もう解体したはずなのに。
だけど懐かしいな。


「その羽織新撰組ですね。実はここのお店沖田総司さんの贔屓でして。よく食べに来て下さいました。」


「……うん。知ってるよ。」

男の子は目に涙を少しためて微笑んだ。


「えっと、今日は閉まってますけど入りますか?私の奢りで。」

「え?」

ぽかーんとした表情を無視して話しかける。
何故か食べさせてやらないといけない義務感に駆られたから。

「私ここの女給なんです。」

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雪女 - 更新楽しみにしてます (11月10日 19時) (レス) id: 6c1d2855e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おちゃ | 作成日時:2022年8月11日 13時

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