水流少女のヒーローアカデミア (ページ28)

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上鳴「なんだ、こりゃ……負けた方がほぼ無傷で、勝った方が倒れてりゃ……」

常闇「勝負に負けて、試合に勝ったというところか」

蛙吹「訓練だけど」

その後、緑谷君は保健室に運ばれていった

残りの3人がモニタールームに戻ると

オールマイトから訓練の講評が始まった

オールマイト｢まあ、つっても…今戦のベストは

飯田少年だけどな！！｣

飯田｢なな！！？｣

蛙吹｢勝ったお茶子ちゃんか緑谷ちゃんじゃないの？｣

梅雨ちゃんはオールマイトに聞く

オールマイト｢うーん、そうだなー

何故だろうなぁー？わかる人！！？｣

八百万｢ハイ、オールマイト先生｣

オールマイトが問いかけると、百ちゃんが即座に手を上げた

八百万｢それは、飯田さんが一番状況設定に順応していたから

爆豪さんの行動は、戦闘を見た限り私怨丸出しの独断

そして先程先生も仰っていた通り、屋内での大規模攻撃は愚策

緑谷さんも同様、受けたダメージを鑑みても、

あの作戦は無謀として言いようがありません

麗日さんは中盤からの気の緩み、そして最後の攻撃が乱暴すぎたこと

ハリボテを核として扱っていたらあんな危険な行為出来ませんわ｣

『(私と同じ意見ですね)』

八百万｢相手への対策をこなし

"｢核｣の争奪"をきちんと想定していたからこそ、

飯田さんは最後対応に遅れた

ヒーローチームの勝ちは『訓練』だからという甘えから生じた反則のようなものですわ｣

A組「………」

百ちゃんのあまりにも辛辣なコメントに皆は唖然としてしまった

オールマイト｢ま…まあ飯田少年もまだ固すぎる節はあったりするわけだが…

まぁ…正解だよ…くぅ…！｣

『(オールマイト、全部言われましたね;)』

八百万｢常に下学上達！一意専心に励まねばトップヒーローになどなれませんので！｣

『(さすが、私と同じ推薦入学者だけの言葉でありますね)』

オールマイト「よーし！皆場所を変えて第二戦をはじめよう！

今の好評をよく考えて訓練に挑むように！」

A組「「はい！」」