水流少女のヒーローアカデミア (ページ25)

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飯田君は目にも止まらぬスピードで核と共に移動した

お茶子ちゃんは止まらず、壁に激突してしまった

『(やはり、攻撃手段がないお茶子ちゃんよりも、機動力で勝る飯田君の方が上ですね)』

しかし一方、緑谷君と爆豪君は未だ睨み合い

爆豪君に至っては、今にも2発目を撃ちそうな様子でいた

切島「先生止めた方がいいって！

爆豪あいつ相当クレイジーだぜ、殺しちまうぜ！」

オールマイトは少し迷う素振りを見せると、マイクを取った

オールマイト｢…爆豪少年、次それ･･撃ったら…

強制終了で君らの負けとする。

屋内戦において大規模な攻撃は守るべき牙城の損害を招く！

ヒーローとしてはもちろん、敵としても愚策だそれは！大幅減点だからな！｣

爆豪「なっ……」

しかし、その判断は続行

爆豪君が何か叫んで、緑谷君に飛びかかった

緑谷君も反撃体制に入ろうとしたが

爆豪君が爆発の勢いを利用して急激な方向転換

そのまま緑谷君の背後へ回り、そして背中を爆破

轟「考えるタイプには見えねえが、意外と繊細だな」

切島「どういうことだ？」

轟｢目眩ましを兼ねた爆破で起動変更、そして即座にもう一回…｣

八百万｢慣性を殺しつつ有効打を加えるには

左右の爆発力を微調整しなきゃなりませんしね｣

上鳴｢才能マンだ才能マン、ヤダヤダ…｣

轟君と百ちゃんは冷静に分析していた

爆豪君は頭に血がのぼっているようで

実は細かい計算と的確な判断で緑谷君を翻弄している

『(でもそんな彼になんでこんなドキドキしているの？)』