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Aは足を止め、壁に隠れて話を聞いてみることに
爆豪「あぁ？」
緑谷「これだけは、君には言わなきゃいけないと思って……！」
緑谷君は口を開いた
緑谷「人から授かった個性なんだ……
誰か等かは絶対言えない！言わない……
でも、コミックみたいな話だけど本当で……！
おまけにまだろくに扱えもしなくて……
全然モノに出来てない状態の借り物で……！
だから…使わず君に勝とうとした！
けど結局勝てなくて、それに頼った！
僕はまだまだで……！だから！
いつかちゃんと自分のモノにして、”僕の力”で君を超えるよ」
爆豪君は「何言ってんだ」と言いたげな顔をして睨んでいた
爆豪「何だそりゃ…？借り物…？
わけわかんねぇ事言って……これ以上コケにしてどうするつもりだ……なぁ！？
だからなんだ！？今日…俺はテメェに負けた！
そんだけだろが！そんだけ……っ
水のヤツと氷のヤツの戦いを見てっ敵わねぇんじゃって思っちまった……！クソッ！！
ポニーテールのヤツの言うことに納得しちまった……クソが！！クッソ！！
なぁ！テメェもだ…！デク！！こっからだ！俺は…！！こっから…！！いいか！？
俺はここで、一番になってやる！！俺に勝つなんて二度とねぇからな！！クソが！！」
爆豪君はそう言って半ベソをかきながら帰ってしまった
『(初めて見た、こんな爆豪君の姿
それに爆豪君のあの言葉、すごくかっこよかった…///)』
Aは知らずうちに爆豪君への恋心が芽生えていった
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作者名：ひさゆう | 作成日時：2020年5月19日 0時
