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【サバナクロー寮ーレオナの部屋】
ラギー
「あーあ、いいなあ。……ハーツラビュルのヤツら、今日はご馳走食いまくりのパーティらしいッスよ」
ラギーはそう話しながら、部屋の主を振り返る。
ラギー
「サバナクローにも、そういう腹が膨れる伝統ないッスかねぇ」
レオナ
「フン……晴れた日の昼間に、ケーキやらクッキーやら食いながら楽しいパーティだ?虫酸が走るな」
部屋の主……サバナクロー寮寮長・レオナは、ラギーの話に興味なさげに答えた。
レオナ
「それよりラギー、例の件だが……」
ラギー
「任せてください。ちゃーんと準備進んでるッスよ。シシシッ!」
笑うラギーを見て、レオナも口元に弧を描く。
レオナ
「アイツらが暢気に茶を飲んでられるのも今のうちだ……気取ったマレウスのヤツもな」
レオナの目は、この部屋にはいない者の姿を確かに見据えていた。
レオナ「覚悟しておけ……フッ、フハハ!ハハハハハ!」
王になれない荒野の第2王子は
己の野望のために動き出す
──To Be Continued
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作者名:ひさゆう | 作成日時:2020年7月29日 11時