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エース
「あー、もういい。寮長とか決闘とか、どうでもいいわ。」
リドル
「痛……え?ボク、殴られた……?」
エース
「子供は親のトロフィーじゃねーし
子供のデキが親の価値を決めるわけでもないでしょ。
お前がそんなクソ野郎なのは親のせいでもなんでもねーって、たった今よ〜くわかったわ!
この学園に来てから1年、お前の横暴さを注意してくれるダチの1人も作れなかった、てめーのせいだ!」
リドル
「何……を、言ってるんだ?」
エース
「そりゃお前はガッチガチの教育ママに
エグい育て方されたかもしんないけどさ。
ママ、ママってそればっかかよ!
自分ではなにも考えてねーじゃん!
何が赤き支配者だ!
お前は魔法が強いだけの、ただの赤ちゃんだ!」
リドル
「赤ちゃん……だって?このボクが?
何も知らないくせに……
ボクのことなにも知らないくせに!」
エース
「あ〜、知らないね。知るわけねぇだろ!
あんな態度でわかると思うか?
甘えてんじゃねーよ!」
リドル
「うるさい、うるさい、うるさい!!黙れ!!」
リドル
「お母様は正しいんだ!
だからボクも絶対に正しいんだ!!」
トレイ
「リドル、落ち着け。決闘はもう終わってる!」
クロウリー
「クローバーくんの言う通りです。
挑戦者は暴力行為で失格!
これ以上争いを続けるのであれば校則違反になりますよ!」
ハーツラビュル寮生
「新入生の言う通りだ!もううんざりなんだよ!」
その瞬間、寮生の誰かがリドルに卵を投げつける。
トレイ
「!?なんだ…卵?寮生が投げた……のか?」
リドル
「誰だ!ボクに卵を投げた奴は!」
寮生達は黙り込む。
リドル
「フ……ハハハ、アハハ!
うんざりだって?うんざりなのはボクのほうだ!!
何度首をはねても、どれだけ厳しくしても
お前たちはルール違反をおかす!
どいつもこいつも、自分勝手な馬鹿ばっかり!
いいだろう、名乗り出ないなら全員連帯責任だ!
全員の首をはねてやる!
すると、寮生達の首に魔法封じの首輪が次々とかけられていき、それを恐れて逃げていく。
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作者名:ひさゆう | 作成日時:2020年7月29日 11時