第4話 正体は（続き） ページ6
K「なあみんな、これかも知らん…」
そう言ってカラスが差し出した記事は『本当にあった世界の奇病』
【泡声病】
その名の通り、声が泡のように消えていく病気。
原因は不明だが、過度の運動は進行をを促進するらしい。
ヒトや動物間での感染の恐れはない。初期症状は喉の痛みと声の掠れ。
進行すると声を失い、最終的には死に至る。
治療法はなく、唯一効果があると言われているのが幻の花“セイルラム(人魚姫の涙)”
ここで紹介する中でも極めて珍しく、実在するかどうかは定かではない。
最初にこの病気について記述されたのは18世紀の仏。
次に記述されたのは19世紀の英、その次は20世紀の米と、約100年に１度確認されているとか。
罹患者が出たとされる地域もバラバラである。
21世紀にも罹患者が出るとしたらそれは一体どこの国のどんな人であろうか…
K「症状がよく似とるんよ」
R「っ死に至るって…そんな…」
Y「バカ！言うな！」
S「それよりこのセイルラムって花、見つけないとやね」
K「そんな花聞いたことあらへん。幻て書いてあんねんで？やっぱり不治の病やったんよ。いろいろ調べてくれてありがとう。でももう…」
R「まだ！どっかには知ってる人おるかもしれん」
S「そうよ、Twitterとかで呼びかけてみればなんか情報集まるかもしれん」
Y「その前に、これからのカラスの活動のこと決めよう。運動は控えた方がええんやろ」
K「みたいやね」
Y「じゃあしばらくは活動休止ってことにする。理由はどうする？」
K「crewに余計な心配はかけたくないねんけど嘘つくんも嫌やから声の病気ってだけ公表する」
S「わかった。ならセイルラムについてTwitterで情報収集するんやったら何でもない感じ装ってツイートしよう。時間も少しばらけさせた方がええ」
R「なんで？」
Y「カラスが病気で活動休止しますってツイートしたすぐ後に俺らが一斉にセイルラムって知ってますかなんてツイートしたらカラスと関係あるんやろなってバレバレになるやろ」
R「別にバレて良くない？」
S「crewに余計な心配かけたくないって言ってるやん。りょーちゃん聞いてないの？」
R「え！？」
Y「バカwww」
S「じゃあそんな感じで。カラスくんもしっかり休んで、何かあったらいつでも連絡してね」
K「ん、みんなほんまにありがとう」
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久都(プロフ) - たまむすびさん» たまむすびさん。コメントいただきありがとうございます！そう言っていただけると本当に嬉しいです！長らくお待たせしまして本当に申し訳ないです…。また少しずつ更新していきますのでまた読んでいただけたら嬉しいです！ (2020年9月11日 12時) (
レス) id: b3dac6fe36 (このIDを非表示/違反報告)
たまむすび - 初コメ失礼します！密かに楽しく読ませていただいております(*^^*) 毎回の更新が楽しみです！無理なさらない程度に、更新頑張ってください！ (2020年7月26日 9時) (レス) id: 79222dcc00 (このIDを非表示/違反報告)
久都(プロフ) - 咲夜さん» 咲夜さん。素敵だなんて…ありがとうございます！こうしてコメントをいただけると本当に励みになります！これからしばらくの間私生活の方が忙しくなり、更新が今までにも増して亀さんとなりそうで申し訳ないです…。気長に待っていていただけましたら幸いです<( _ _ )> (2020年7月24日 0時) (レス) id: b3dac6fe36 (このIDを非表示/違反報告)
咲夜 - 久都さん。素敵な小説をありがとうございます(*^^*) 毎回どんな展開になるのかハラハラしながら読んでます。これからの展開が気になります…。これからも更新されるのを心待ちにしております。陰ながら応援させていただきます。体調にお気をつけて頑張ってください！ (2020年7月23日 20時) (レス) id: 39890ced5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：久都 | 作成日時：2020年6月18日 2時
