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1話 ページ3

サァ…

「若様っ!若様何処にいらっしゃるんですかっ!」

屋敷の廊下を走り回り、屋敷の主を探す使用人達

「若様っ…本当にどちらに向かわれたのか…」
「若様は見つかった?」
「まだだよ…どうしようか」

探しても見つからない屋敷の主…

その主は…

〜☆〜☆〜☆〜

時「コレを…こうすると…ほら、ね?」

「わぁありがとう、お兄ちゃん!」

屋敷の主である月島時雨は今近くの村で子どもに勉強を教えていた

「お兄ちゃん、ココ教えてー」
「私もー」

時「はいはい、ちょっと待って下さいね」

優しく微笑み子どもの元へ
その時、

「よぉ〜上玉の姉ちゃんじゃねぇか!」
「俺らと遊ぼうぜ?」
「ちょっと胸ねぇがイケるだろ」

三人の男だ

ニヤニヤと笑いながら時雨を見る

時雨は…

時「ココはこの文をよく見て下さい」
「あ、これ?」
時「はい、当たりです」

「無視すんなやっ!」

三人の男達をスルーだった

時「はぁ…何かご用意ですか?」

流石にうるさく、子ども達にも悪い
仕方なく時雨は立ち上がり三人の男に顔を向ける

「無視しやがって…まぁ良い、姉ちゃん一緒に来てもらおうか」
「楽しい事して遊ぼうぜ〜」
「早く来いよ」

時「…さっきから姉ちゃんって言ってますけど私、男なんで…そんな趣味ありません」

近くに座る子どもの頭を撫でる

「男?…証拠はあんのかぁ?こんな女みたいな男居んのかよ」

グイッ

時雨に近づき、腕を掴む
少し顔を歪める時雨

時「証拠と言われても…ってかしつこいですよあなた達」

「まぁ男なら人買いに売れば結構な金になる」

時「だから、離して下さい」

「その前に味見って事も良いよな」

時「…って…んだろ」

突然、時雨の空気が変わる

「何か言ったか?」

一人が顔を覗き込む
すると

バキィッ!

「グハッ!」

覗き込んだ男は殴り飛ばされてた
他の男達は何がなんだかわからなかった

時「しつこいですよあなた達…私を売るだの、味見するだのうるせぇんだよ何様だ、ゴラァ」

「は、え?ちょっ…」

男達が何か言う前に時雨は殴り飛ばした

「お兄ちゃんお疲れー!」

子ども達は何故こんな光景見ても怖がったりしないのか…

それはいつもこんな事があってるからだ

時「ふぅ…さて勉強教えてあげ「若様ぁっ!」あぁ、忘れてました」

遠くの道から使用人が走って来る

「えー、お兄ちゃんもう帰っちゃうの?」
「また明日会える?」

子ども達は不満気だが仕方ない
時雨はまた明日と言って屋敷へ戻っていった

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作成日時:2013年7月23日 18時

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