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「で。そっちの収穫は？」
「想像通りよ」
「…ったく。俺達の周りの大人達はじれったい関係が多いねえ」
そう言うとコナンは大きく溜息をついた。
(貴方もあまり変わらないじゃない)
そう言いたくなるのを堪え、そうね、とだけ言葉を返した。
コナンも灰原もAと安室の関係については何となく気がついていた。
だからといって自分から関与するつもりはなかった。
だが、蘭や園子達は違ったのだ。
『お願い。コナン君、哀ちゃん』
『ガキんちょ共ならあの二人喋ってくれそうじゃない？』
キャンプの日以降、そういった色恋沙汰に敏感な女子高生は手を合わせてきた。
最初は断るつもりでいたものの、かといって断る理由もない。
二人の関係性に全く興味がないかと言えばそうでもない。
今現在交際に発展し仲良くしている佐藤や高木達を茶化すことも楽しいと思う自分も居て。
「じゃあ、季節限定の新作スイーツ奢ってくれるかしら」
コナンより先に、自分が条件付きで承諾していた。
普段ならブランド物をねだるものの、まだ手が届く範囲の条件にして。
蘭達はそれを受け入れ、二人の少年少女をポアロの中で渦めく淡い恋愛模様に放り込んだ。
「それにしても、思った以上にあの二人重症ね」
クールぶっている安室がすぐに彼女に想いを伝え、カップルになっているのだろう。
てっきりそう思っていた。
だが、現実は違っていて。
こちらが、早くしなさいよ、と思うほど、彼らの距離は近づいて離れての繰り返しで。
互いに臆病で、足踏みしている。
とても似ている二人だと思った。
帰路で通りかかるポアロをつい目で追ってしまう。
硝子越しに見えた彼らは仕事中とはいえ、互いに想い合っているのが丸見えで、
「佐藤刑事達の方が年下なはずだけど、あの二人にレクチャーしてもらった方がいいんじゃねえの」
「ええ。そうね。
今度頼んでみましょうか」
二人で冗談を言い合って通りすがる。
そのまま探偵事務所に上がり、目をきらきらとする蘭達に、
「やっぱり限定スイーツじゃなくて、スイーツビュッフェに変更できるかしら」
携帯電話を見せ、再生ボタンを押してAの吐いた言葉を聞かせてみせた。
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Nattu(プロフ) - 紫苑さん» コメントありがとうございます！すごくすき…待つ…！嬉しい言葉が並んでいて元気になりますありがとうございますっっ;;仕事に精を出しつつ好きな文字書きに手を出せたらなあと思います*応援コメありがとうございます^^ (8月29日 3時) (
レス) id: 37a11942bb (このIDを非表示/違反報告)
Nattu(プロフ) - Sanさん» うあぁあ！コメントありがとうございますとても嬉しいです;;仕事で疲れていたので嬉しい言葉ばかりで身に染みますありがとうございます;;;頭には書きたいことだらけなので文字にできるよう努めて行きます〜！ (8月29日 3時) (レス) id: 37a11942bb (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - お仕事なら仕方ないです！主様のお話すごく好きです！いつも応援してます！楽しみに待ってますヾ(๑╹◡╹)ﾉ" (8月26日 8時) (レス) @page25 id: 0664a97245 (このIDを非表示/違反報告)
San(プロフ) - うあぁぁぉぉぉ！！最近から読まさせていただいているのですが、最高すぎて更新🆙をいつもいつも楽しみにしていました！お仕事は仕方ない、、応援してます❤️🔥💪楽しみにしてます！！！ (8月26日 3時) (レス) @page25 id: c9bd71387a (このIDを非表示/違反報告)
Nattu(プロフ) - もなかさん» もなかさん初めまして！コメントありがとうございます！安室さんのことが好きな方に楽しんでいただけてとても嬉しいです;;ありがとうございます！ (8月15日 0時) (レス) id: 37a11942bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nattu | 作成日時：2023年8月1日 23時
