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佐藤と話をしている間に、事件は解明へと向かっていたようだ。
「すみません、お待たせしま…」
安室とコナンの顔つきが違う。
目暮や高木達の向こうにいる被疑者達を見つめ、口角を上げている。
(ああ。もう後はこの人たちにお任せしてよさそうだ)
タイミングよく蘭や園子、少年達がやってきて、噂の園子の推理ショーが始まる。
園子の軽快なトリックの解明と時折入る安室のアシスト。
「何…この子…」
昨夜までは、他人の恋愛事情を聞いて楽しむようなその辺の年頃の女の子。
そんな子が今は俯いて、淡々と事件の全貌を暴いていく。
不気味だった。
この状況に慣れているのか、Aほど周りの人間は驚いていない。
ただ、捜査のプロである警察官達が寄って彼女の話を真剣に聞いているのだ。
あまりに現実離れしている光景だった。
その不自然さをなくすかのように、探偵である彼は話についていく。
完全にこの空間を二人、否二人とコナンが支配していた。
「そっかー！それで犯人はあの人だってわかったんだね！園子姉ちゃん！」
たまに入る大袈裟なくらいのリアクション。
子供らしいといっちゃあそうだが、少し大人びたこの少年には似つかわしくなくて。
「安室さん」
無事事件が解決し、彼に寄っていく。
「コナン君…って子、どんな子なんですか？」
向こうの方で目暮に頭を撫でられる少年をちらちらと見ながら、安室に耳打ちする。
彼は楽しそうに
「賢い子とでも言っておきましょうか。
僕も凄く興味がある子です」
と言って、Aの身体を抱え上げた。
「その怪我、本当は我慢してるんでしょう？」
「なん…で」
「佐藤刑事」
安室は女の問いかけに答えず、女性刑事に声を掛けた。
彼女は察して愛車の方へと案内して、後部座席に寝かせるように彼に指示を出した。
安室はそれに従い、すぐに後ろへと乗せ扉を閉めた。
扉の向こうでは、まずは少年達を見送ってからまた警察病院に向かうと言ったような内容を話している。
レンタカーでの蘭達の送迎は高木が行ってくれるそうだ。
しかし、話は聞こえているというのに、それに直接この二人に関与することはできない。
否、避けられている言った方が正しいのではないか。
二人の話が終わり、彼はこちらを見ることなく戻っていく。
運転席が開いて、
「お待たせしました。
それじゃ行きましょうか」
佐藤はにっこりと笑った。
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Nattu(プロフ) - かるぴんさん» わーー！かるぴんさんんん！;;私の厚かましいお願いに応えていただきありがとうございます;;;とっても嬉しいです;;だいぶ回復してきたので再開いたします〜作品を好きでいてくれるかるぴんさんのお声もあって続けることができてます…！いつもありがとうございます！！ (8月1日 23時) (
レス) id: 3f1ef1106e (このIDを非表示/違反報告)
かるぴん(プロフ) - Nattuさん！体調が芳しく無いのですね（ ; ; ）1日でも早く元気になりますように（ ; ; ）この作品が大好きです！(*´꒳`*) (7月28日 2時) (レス) @page26 id: e2b715c702 (このIDを非表示/違反報告)
Nattu(プロフ) - かるぴんさん» コメントありがとうございます！気づくの遅くなってしまい申し訳ございません…！沢山嬉しい言葉があって励みになります。にこにこしながらコメント見させていただきました^^笑ゆっくりではありますが温かく見守っていただけると幸いです。いつもありがとうございます！ (7月28日 1時) (レス) id: 37a11942bb (このIDを非表示/違反報告)
かるぴん(プロフ) - 初めまして今までたくさん夢小説を読んできましたが、こんなに心が動かされたのは初めてです！甘すぎない雰囲気が大好きです！これからも2人がどうなるのか陰ながら見守らせていただきます！！ (7月5日 0時) (レス) @page2 id: e2b715c702 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nattu | 作成日時：2023年7月4日 0時
