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「そうですね…顔は暗くてよく見えませんでしたが、
体格的に男性だったと思います。
ちょうど高木さんと変わらないくらいですかね…。
特別太っているとか痩せすぎているとかそういうのも感じませんでした。
服の色は確実な色は言えないですけど、黒っぽい暗い色だったかと。
ポリエステル生地のような薄手のコートをフードを深く被ってました。
足元は足跡見ていただいたらすぐ分かるかと思いますが、アウトドア用の重めの靴だったと思います」
犯人と対峙したというのに、彼女は落ち着いた様子で淡々と特徴について話す。
佐藤からの質問について、分かることには明確に分からないことには分からないときちんと伝えてくれた。
(そういや、あの時由美が)
『配属した課の上司が凄くいい人で。今度一緒に飲むんだけど美和子もどう？』
そう言って、仕事終わりに会ったのが、この目の前にいる彼女だった。
その時も、仕事のこととなると今のようにきっちりと話していたのを思い出していた。
そして何より、
『今は…恋人、も大事ですけど、仕事も同じくらいには好きかなあ』
酔って少しだけ表情の緩んだAが印象的だった。
彼女や由美の話を聞くと、彼女はとても勤勉で努力家。
それのギャップが故に、ふと見せた柔らかい表情を覚えていた。
「佐藤さん…？もうよろしいですか？」
ふと思いに耽っていると、彼女が不思議そうにこちらを見ていた。
「ええ。ありがとうございました。
ところで…怪我の方は大丈夫ですか？」
そう尋ねると、彼女は困ったような顔になった。
そしてきょろきょろと周りを見た後に、佐藤の方に顔を寄せて
「…実は」
へへ、と笑い、少しだけ包帯を解いて見せた。
傷口周りの肌は赤く腫れていて、動かすのはかなり負担になるだろう。
慌てて目暮の方に走っていこうとした時、彼女に待ってと声をかけられる。
「あんまり、周りには言いたくなくて…
事件解決まで待ってもらえますか。
それと…もし頼めるなら、事件が無事終わったら病院に送っていただけませんか。
ただ、今日レンタカー借りてきちゃって、蘭ちゃん達を送れないから…」
「分かりました。蘭ちゃん達についてはこちらで手配します。
…無理しちゃ駄目ですよ」
不安になりAに手を差し出せば、
「ありがとう、美和子ちゃん」
あの時の優しい顔がこちらを見ていた。
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Nattu(プロフ) - かるぴんさん» わーー！かるぴんさんんん！;;私の厚かましいお願いに応えていただきありがとうございます;;;とっても嬉しいです;;だいぶ回復してきたので再開いたします〜作品を好きでいてくれるかるぴんさんのお声もあって続けることができてます…！いつもありがとうございます！！ (8月1日 23時) (
レス) id: 3f1ef1106e (このIDを非表示/違反報告)
かるぴん(プロフ) - Nattuさん！体調が芳しく無いのですね（ ; ; ）1日でも早く元気になりますように（ ; ; ）この作品が大好きです！(*´꒳`*) (7月28日 2時) (レス) @page26 id: e2b715c702 (このIDを非表示/違反報告)
Nattu(プロフ) - かるぴんさん» コメントありがとうございます！気づくの遅くなってしまい申し訳ございません…！沢山嬉しい言葉があって励みになります。にこにこしながらコメント見させていただきました^^笑ゆっくりではありますが温かく見守っていただけると幸いです。いつもありがとうございます！ (7月28日 1時) (レス) id: 37a11942bb (このIDを非表示/違反報告)
かるぴん(プロフ) - 初めまして今までたくさん夢小説を読んできましたが、こんなに心が動かされたのは初めてです！甘すぎない雰囲気が大好きです！これからも2人がどうなるのか陰ながら見守らせていただきます！！ (7月5日 0時) (レス) @page2 id: e2b715c702 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nattu | 作成日時：2023年7月4日 0時
