アサガオ (ページ4)

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2ヶ月後

4月23日

私はテレビの前から
皆の事を見ていた

「ついにしちゃったなぁ～、デビュー。もう、手の届かない人じゃん笑」

もう、離れなきゃ

一緒にはいられない

何度も何度も

文章打っては消してを繰り返した

「はまちゃんの、幸せの為。送ろ。」

【はまちゃん。デビューおめでとう！
いよいよこの日が来たね。もう、ちゃんと有名人だね笑
ずっと応援してる！これからは、テレビの前で応援するね】

送信してわずか数分で
着信音が鳴る

『テレビの前でって、どうゆう意味なん？』

「そのままの意味だよ、これからはテレビの前からはまちゃん達を応援する。もう、会わない」

『待ってや、俺、なんかした？なんで急に、』

「誰も悪くない、私のわがままだから。」

『せやったら、俺は聞かへん。そのわがままにだけは答えられへん。』

「ごめん。」

『なんでや、A、理由を言ってや』

「ごめんね、はまちゃん。さよならしよう」