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#48 ページ49
龍友の家に帰るようになってから
毎日裕太くんが家に来るようになった。
『A』
「またきたの。」
『ちゃんと話をさせてくれ』
「私ね、ちゃんと龍友と付き合うことにしたの。」
『それでもいい。』
「お願いだから、これ以上私の心をかき乱さないで！もういっぱいいっぱいなの、」
裕太くんに対して
初めて声を荒げた気がする。
「もう、無理だよ、龍友の事裏切れない…」
私は再度裕太くんと自分の間に
線を引く
溢れ出した涙は止まることは無くて
『俺、Aの事泣かせてばっかりやな、笑』
『ごめんな。』
苦しそうで、悲しそうで
去っていく彼の後ろ姿
それが私が最後に見た
裕太くんの姿だった。
裕太くん
どこにいるの？
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作者名：アネモネ。 | 作成日時：2018年2月7日 23時
