ガラスの靴を。 (ページ2) - 小説

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#1 ページ2

『龍友くんはさ』

『ん？』

『結婚って何歳くらいにする？』

『俺は、したくなったらする。』

『あんまり答えになってへん笑』

『靴のサイズ、なんぼになったんやろか、』

不意をついてでた言葉は
多分誰にも聞こえてなかったと思う。

あいつが九州に引っ越す事が決まった時
俺はガラスの靴を持って迎えに行くと約束した。

もしかしたら
今でも俺の事を覚えてくれていて
TVもみてくれているんじゃないかと
淡い期待を込めて
誕生日の事も言った。

『今、何してるんやろ』

『俺、筋トレしてるで。』

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作者名：アネモネ。 | 作成日時：2018年2月7日 23時