93話 ページ45
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コンビニから徒歩５分くらいの所にある公園
明かりが灯るベンチに昼神くんは居た
『はい、これアイスと飲み物』
「ありがとうございます」
静かな夜に夏の風が吹くのを感じながら
動こうとしない昼神くんの隣に腰をかける
とは言っても、何を喋るわけでもなく
コンビニで買った物を渡して はい、さよなら。
というのもなんだか気まずく感じて
同じ空の下、同じ場所に留まった
「こんな時にムードも…場所もあれなんですけど」
いつだって先に沈黙を破るのは昼神くんだなあと思いながら静かに次の言葉を待つ
「好きなのまだ諦めてないですか？」
"好きなの諦めないで欲しかった"
私が卒業式の後、昼神くんに言った言葉だった
でも、昼神くんには____
『神楽さんは、、、？』
「別れました」
あっさりした答えが返ってきた
「で、どうなんですか？」
真っ直ぐな言葉とその瞳にはいつだったか私が感じていた "揶揄っている" というのはなく、本気だ
『６歳差だよ？小学生と中学生だよ？』
一回りの半分、現実的な年齢差はやっぱり気にする
『それに私、めんどくさいし….』
あれよこれよと出てくるのは昼神くんと釣り合わないという劣等感とそれからか目頭が熱くなる
「他人をほっとけない所も、そういう所も
全部ひっくるめて好きなんだけど」
『〜〜〜っ！私も…好き』
「わ！？泣かないで？」
『…泣いてない！』
ずっとネックだった立場の重い足枷が一瞬で消え去ったみたいに軽くなって気がついたら目から雫が落ちた
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凪(プロフ) - 作品読ませていただきました！昼神推しなのでもうキュンが渋滞してました！笑 素敵な作品に出会えて感謝です！！ (2022年8月2日 15時) (
レス) @page47 id: 13224a6886 (このIDを非表示/違反報告)
mco(プロフ) - ゆかさん» 超トキメイていただきありがとうございます！！笑笑 キュンキュンで完結できるように更新がんばります！！コメントありがとうございます！ (2020年7月20日 20時) (レス) id: 2535b81380 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか - めっちゃキュンキュンします！！！もうやばいです超トキメキます！！笑 続きが楽しみです〜！！！ (2020年7月19日 21時) (レス) id: 0a18416e95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mco | 作成日時：2020年6月27日 23時
