【HQ】私の知らない昼神くん２

89話 ページ41

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数ヶ月後、直接クラスを持ったわけではないが
お世話になったのでということで星海くんから
ちょうど、こっちでの試合があったため誘われた。





そういえば、プロの道を進むとは聞いたけど
どこに所属したのかは知らない。





ただ、試合の場所を案内されて
現地でチケットを渡すと言われたのだ








『そろそろ連絡入れておくか』





最寄りの駅に着きます、とのアナウンスが聞こえ連絡をいれた





疑う余地もなく、目的地へと辿り着いた






『………え、SCHWEIDEN ADLERS？』








いやいやまだ同じチームと決まったわけじゃ





対戦するチームかも知れないし





そう狼狽えていたときだった









「A先生！」



『あ！星海く____ 』







彼の姿を目で捉え、固まる






彼が着ているジャージにはたしかにSCHWEIDEN ADLERSの文字が





『…アドラーズとか聞いてない』


「聞いたら来なかっただろ？
　はい、これチケット 」




ちょっと抜け出して来ると言っただけだからと
私の手にチケットを握りしめさせ風のように去って行った









『用件人間め……』







帰る理由の考えを与える隙もなくとんどん小さくなった後ろ姿







静かにため息が流れた






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