【HQ】私の知らない昼神くん２

76話 ページ28

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『あ、ペットショップ…』






福郎と一緒に街中を歩いていると、
ペットショップに目が止まっていた。









「中に入ってみる？」




『いいの？行く！』







いつもは素通りするはずのそのお店






だけど、何故かペットショップで動物を見てみたいと思ってしまった








そんな自分の思考に疑問に思うどころか









『きゃ〜〜かわいい〜〜！』









つぶらな瞳で見てくる目の前の子犬がとても愛くるしかった。








『ね！見て！！この子！私が動くと、ショーケースの中でついてくるの！』




「ほんとだね、かわいい」







福郎の今の気持ちに気がつくはずもなく、ただただペットショップの動物たちに目を奪われてははしゃいでいた。









「Aて犬好きなの？」




『うん？普通に好きだけど…でもハムスターも
　ネコもウサギもかわいかったなあ！』






可愛い動物たちに癒され心が満たされた。でも、









『あの、着いてくる犬が1番可愛いかったな〜
　福郎も好きでしょ？』









"犬。前も言ってたよね"







そう言ったけど、返事が返ってこなくて疑問を抱く









「A、誰を見ているの？」



『福郎…？』









表情が読み取りづらい









「俺は、犬が好きだ、て言ったことないよ。」





『え、＿＿＿ 』









ﾋｭｯｯ＿＿＿









そんな音が聞こえた気がした。







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