【HQ】私の知らない昼神くん２

66話 ページ18

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八面六臂の活躍____ただただ何でも完璧にやり遂げる星海くんの姿には目を見張るものがあった。




高さこそ必要なバレーにおいて(バスケもだけど)
それを補ういや完膚なきまでプレーする彼に
将来、選ばせにやってくる小さな脅威的存在なのだろうと思う。








"小さな巨人"







彼によく似合う言葉だった。






男バレは星海くん個人だけがすごいチームではなかった。


ブロックの完成度の高さはまるで鉄壁を敷いているかのよう。必ず２枚はついてきていた。







芽生くんはきっと高校から始めたのだろう。
技術こそそこそこだが星海くんと反対にタッパがあり
間違いなくチームのポイントへ貢献できる人物


(お見合いもあったけど)








昼神くんも "不動の昼神" と謳われ
鴎台のブロックの要的存在



「不動」とは「動けない」と言う本来の意味ではないらしい。



あくまで「囮にはひっかからず、ブロックの要としてその場にとどまる」




コートにいる選手が攻撃参加型であっちこっちに注意を張らなくてはならない烏野相手に、冷静に判断して
ブロックをする姿はとてもかっこよかった。




そりゃもちろん、ブロック相手に捕まらないようにスパイクをどんどん決める選手もかっこいい。






けど、一筋縄では簡単にポイントを取らせない
ブロックが機能して防御であると同時に攻撃でもある






そんなブロックの強いチームにとても痺れた。







最終セット中盤





烏野のポイントゲッターである選手が発熱で退場した




それからはとても白熱のある試合で今までの試合が決してそうじゃなかったわけではないけど、



あんなにも "絶対に勝ってやる" という試合はあっただろうか。



結果は２ー１で私たち鴎台高校が次の試合へと進んだ




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