【HQ】私の知らない昼神くん２

65話 ページ17

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サブアリーナから戻ると今会いたくない人に遭遇する。





ここはダンジョンか何かなのか





何事もないように見過ごしたかったが
バチッと視線が絡みそれも虚しく宙に舞った








『お、お疲れ様昼神くん！元気だった？』





元気てなに？私は近所のおばさんか！




「元気ですけど…
　A先生光来くん見ませんでした？」




たぶん、購買にいると思うんですけど




そう笑う昼神くんに問いたい。



なら、聞かなくても良かったのでは？？





……ああ、合わせてくれたのか。



自分で納得




『いや、見てないけど…
　１回戦頑張ってね！』



「学校応援の引率で来てるんでしたっけ？

　…がっかりはさせないと思うので、光来くんが」



『そこは自分が、じゃないの？』







そう言ってお互い笑う






「うん、緊張解けた！
　ありがとうございます」









ドキッと音がしたのはきっと福郎と同じ
無邪気な顔をしていたからだと思う。




星海くんを呼びに戻る昼神くんに背を向けて
観戦席へと向かった。









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