性悪男と性悪女が恋に落ちるまで (ページ7)

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6話ページ7

？『はぁ？！五条の女と会ったぁ！？』

帰宅後、食事をしながら京都校の教師であり色々な面でお世話になっている歌姫さんとテレビ通話をしている。

貴「会ったというか、任務で行った会社の社員みたいで」

庵『てか、あいつまだそんな事してたんだ。
てっきり婚約者決めて離れたと思ってたけど』

貴「無理に決まってますよ、あの人、外面だけはいいので色んな女性が引っ掛かるんですよ」

あの時、女性に「五条」という男性の詳細を聞いた。
髪色、喋り方、身長、そして瞳。全てが私が知っている五条悟だった。
まさか・・・とは思っていたがここまで的中すると逆に褒めたいくらいだ。

庵『短期だけでもこっちに来る？私としては可愛い後輩が増えるから半永久的に来てもいいけど』

歌姫さんの言葉の通り、前から京都校へのお誘いがかかっている。
無論、この事は夜蛾学長の耳にも入っている、あの人曰く私が行きたければ止めはしない。だった。

貴「もうちょっと考えさせてください」

すると高専用の携帯に通知が入った。送ってきた主は五条だ。

庵『どうかしたの？』

貴「五条から通知が入ったんです。
こんな遅くに送るなんて余程暇なんでしょうね」

ロックを解除し内容を見るとどうやら例の女性から昼にあった事を聞かされたようで送られてきた文章は如何にも怒っている文字列だった。

【お前、明日、今日の任務であった事全部吐け。
逃げたら承知しねぇからな】