6枚目 白い薔薇 ページ8
二人でトランプの意味を考えていると
«ヤバイッ！白いバラが咲いてる»
何処からともなく声が聞こえた
否、脳裏に流れ込んできた
「「ッ！」」
「トレイくん！いまのきこえた？」
「あぁ！」
再び二人はあの声を聞こうと意識を耳に集中させた
しばらくすると、声と共にノイズが聞こえてきたが、直ぐにノイズは聞こえなくなった
«_______間違って白いバラの木をを植えたんだな、このままじゃ女王様に見付かって首を跳ねられるぞ»
«そうだ！ペンキでバラを赤く塗ればいいんじゃない？»
«それでいこう！»
そこから声は聞こえなくなった
「くびをはねるって…ぶつりてきでか？」
「ぶっそうだった」
「とりあえず、すすむしかないな」
二人は薔薇の迷路を進みだした、ある時
「トレイくん」
「ん？どうしたんだA」
「しろいバラなんてさいてたっけ？しかも、ぬりかけの」
Aが指差した所には、先程まで無かった白い薔薇が咲いていて、薔薇の半分に赤いペンキが塗ってあり、塗ったばかりなのか、赤いペンキが滴っていた
「このバラ、ぬったばっかりなのか…ちかくにぬりかけのバラはないか？」
「えっと……あった！あっちにつづいてる！」
「よし、いくぞA！」
二人は塗りかけの薔薇を辿りながら走った
何分か走っていると人、否、トランプ兵が薔薇を赤く塗っていた
「すみません、みちをおしえてほしいんですが「丁度良かった！」え？」
「実は間違って白いバラの木を植えてしまったんだ！女王様に首を跳ねられないように手伝ってくれ！」
トランプ兵二人はトレイとAの返答を聞かずにペンキが入ったバケツとヘラを渡した、二人は取り合えず白いバラに赤いペンキを塗っていった
「ちょっとこれ、たのしいかも」
「お！うまくいったな」
切羽詰まったトランプ兵とは対象に二人は楽しそうにバラの花を赤く塗っていった
作者から〜見た方が良いと思うよ、そこまで大事じゃないけど→←5枚目 迷路
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 43人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：百華夜 | 作成日時：2022年11月17日 22時
