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知っているコト ページ3
no side
みんながもくもくと^ら^国へ行く準備をしてる中、一人総統室へ向かう者がいた。
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「………来たな、ぴくと。」
「まぁね。………そっちはもう全部お見通しなんでしょ？」
「あぁ。次トントンのする行動も大体分かってる。止めてくれるんだろ？」
「もちろん。そのために俺はこんなものを身に宿してるんだから。ところで、なんで知ってるのか教えてもらえないかな？」
そういってぴくとはグルッペンの方へゆっくりと近付き、感情のよめない顔でにこりと微笑んだ。
「……俺は…大先生もそうなんだが、霊感の強い家系でな…逆に君が知ってる理由が聞きたいぐらいだよ。邪悪な気配の漂う“君”のね。」
「なぁんだ。分かってるんじゃん。………らっだあ王国で事が進んだらそこでみんなに俺の事を話すよ。」
「そうか……」
それから二人の間に会話はなく、しばらくするとぴくとは俺も準備しよっかな〜と言って出ていった。
取り残された男は少し笑って自分もらっだあ王国への準備を始めた。
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